あのときの恋が忘れられない……そんなふうに、過去の失恋をいつまでもズルズルと引きずってはいませんか? 鬱々した状態が3ヵ月以上続いているなら、そろそろ立ち直るための準備をしたいところですね。そこで、そんな状態から上手に抜け出すコツをお伝えしますね。
■熟睡する
普段ちゃんと眠れていますか? 普通には眠れているという人も、睡眠の質にこだわってみてください。布団や枕は心地いいですか? 枕カバーや寝室の気温や湿度にも意識を向けてみましょう。
ローズ系のアロマの香りを取り入れたりするのもいいですね。寝る直前にスマホをいじって疲れたら、好きな音楽を聴きながら眠るといいですよ。スマホにだって、使い方によってはセラピー効果があるんです。
■食べる
毎日のご飯。つい流れ作業のように食べていませんか? それが悪いわけではありません。何事もなくことが過ぎていくことは、むしろ心にプラスであることも多いのです。
ですが、ときには日々の食生活を振り返ってみてください。「最近、ゆっくりご飯を食べていない。たまには食事を楽しみたいなあ……」「栄養バランスはどうかな? バランスのいい食事を取りたいなあ……」など、そのときに感じたことをときどきは実践してください。食を楽しんでくださいね。
■話す
人は話すことで元気になっていきます。そしてもちろん、ネガティブではなくポジティブな会話がオススメです。「最近、会社で嫌な事ばかりだなあ……」「友だちと喧嘩しちゃったなあ……」なんてネガティブなときには、違う方向の知人とポジティブな話をしてみるといいですよ。
例えば、家族や古い友だち、ネットのコミュニティで出会った人など。親密な相手との会話が楽しいこともあれば、まだそれほど親しくない人との軽い会話が心地いいときもあります。心の状態にあわせて会話を楽しんでみてくださいね。
■音楽を聴く
音楽にはセラピー効果があるといわれています。そして、セラピーには大きく2つの方向性があります。1つは、泣いて悲しみを放出していくための荒治療的な音楽。もう1つは、心身ともにリラックスして副交感神経を優位にしていくような音楽です。
前者は、例えば中島みゆきさんの失恋ソングなど、とことん悲しい曲がよいでしょう。後者は、スピッツなどの優しくて悲し気な曲、応援ソング、穏やかなピアノ曲などがオススメです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。