お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹が2月11日放送の「ぽかぽか」（フジテレビ系）に出演し、同期のキャイ～ン・ウド鈴木による金払いの良さに衝撃を受けた出来事を明かしている。
この日のスタジオには、飯尾やウドを始め、関根勤、流れ星☆ちゅうえいら、浅井企画所属の売れっ子芸人たちがゲスト出演した。
互いのプライベートにまつわるトークが進む中、飯尾は年齢が1つ下の同期・ウド鈴木の男気エピソードを紹介。事務所の後輩芸人らを集めて食事会を開くと、ウドは帰り際に「1人ずつにお車代で1万円渡すんです。（食事に参加した）後輩の数が10人でもやるわけ」と感銘を受けたのだという。
ある時、飯尾もその食事会に顔を出し、「オレはウドが大変だと思って、後輩を南方面とか西方面とか、（4つほどのグループに分けて）1チームに1万円を配った」と、全員に1万円ずつを配ることはしなかったという。
すると、後輩たちを帰らせた後、ウドから「飯尾さん、お気遣い助かるんですけど、あれはお釣りを生活費にしてほしい。だから1人1万円でやらせていただきたい」とお願いされたといい、飯尾は「何てオレは器が小っちゃいんだと。毎回毎回、大変だからと思ったけど、オレの器の小ささが浮き彫りになった」と嘆き。
ウドはこの太っ腹な慣習について「その時はたまたま日付を超えたから。先輩にもやっていただいたし」と謙虚に話していた。
「浅井企画で継承されるこの“伝統”は18年後輩のみやぞんにも引き継がれており、2020年7月放送の『櫻井・有吉THE夜会』（TBS系）で、直属の後輩芸人から『みやぞんさんと面識のない後輩芸人7人でご飯に行った時、まだ終電があるのに“タクシーで帰りな”と、初対面の芸人全員に1万円を配ってくれました』とのエピソードが紹介されています。みやぞんはその面倒見の良さについて、『ちゃんとタクシーで帰ってほしいなっていう気持ちがあります』と話したほか、『ウドさんがしょっちゅう配ってるもんですから、ボクもそれを見て、配ってるのかもしれない』とも明かしていました」（テレビ誌ライター）
どこかアットホームでファミリー的な空気感に包まれている浅井企画。関根を筆頭に、後輩の面倒見が良い先輩たちが揃っており、その温かなDNAは脈々と引き継がれているようだ。
（木村慎吾）
