放送中の日曜劇場「御上先生」（TBS系）では3年2組の生徒の1人、千木良遥を演じている髙石あかり。まだ目立ったシーンはなく、ホリプロ期待の新人・吉柳咲良が演じる椎葉春乃の仲よしを演じている。
髙石は今年下半期放送のNHK朝ドラ「ばけばけ」で主人公の松野トキを演じる近い未来があるから、「御上先生」で見せ場がなくともいいのかなと思っていたら、2月18日深夜からtimelesz・佐藤勝利とW主演の「アポロの歌」（テレビ東京系）がスタート。私が勝手に「エイベックス四天王・女優編」の1人として位置付けている実力を見せつけてくれている。ちなみに「エイベックス四天王・女優編」とは、川栄李奈をはじめとする、飯豊まりえ、生見愛瑠、そして髙石のことだ。
共演する佐藤が主役の近石昭吾を演じ、その相手役である渡ひろみを髙石が演じているのだが、実年齢28歳の佐藤を実年齢22歳の髙石がフォローするかのような熟練者の演技を披露しているのだ。若くて元気で透明感があるのに、すでに匠の風格が漂っているというか、昨年放送された深夜ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ！」（テレビ東京系）では感じることのなかった、貫禄のようなものが感じられるのだ。
「御上先生」は3月9日放送回で第8話。このままの展開だと、「エイベックスの髙石vsホリプロの吉柳」による演技対決は見ることができない可能性が高い。が、おそらく髙石はこのままジャニ…もとい、スタエン俳優御用達女優としてドラマに起用される機会が増えると思うので、朝ドラ「ばけばけ」が始まるまでに、髙石の実力を味わってみてほしい。
（森山いま）
