近年、不登校の子どもが増えているそうです。文部科学省の令和5年の統計によると、病気や経済的理由を除き、心理・社会的な要因などで小中学校に年30日以上登校しない不登校児童生徒数は過去最多の約34万人となり、増加の一途をたどっているのだとか。
あらゆる角度からの対応策が進められているようですが、その1つとして義務教育に縛られず「好きなことをして生きていきたい」という子どもたちを応援する学校が続々と生まれています。今回は、そのうちの2つの学校を紹介していきましょう。
■「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサル ミュージック」
2026年4月に開校予定の音楽専門校です。ユニバーサルミュージックと提携し、グローバルに活躍する豪華な講師陣を迎え、ここでしか得られない貴重な学びが可能なんだとか。音楽制作だけでなく、プロモーション、配信、著作権の扱いなど、デジタルを活用したスキルを包括的に学び、 即戦力として活躍できる人材を育成します。YouTubeからデビューできる可能性もある今の時代、デジタルの知識やSNSでの発信方法を学ぶことは必須といえそうですね。
不登校生など通学に不安がある人のためのオンラインや通学週1コースもあり、無理なく学び続けられる環境が整っています。特別顧問に布袋寅泰氏を迎え、TikTokでヒットさせて2021年にメジャーデビューしたimase氏による特別講義も予定しているというのも魅力的。音楽の道への夢を叶えたい人にオススメです。
■オンラインフリースクール「マナリンク小中等部」
フリースクールとは、不登校の子どもに対して教育機会を提供している民間施設のこと。そのうち、オンラインで通えるフリースクールが「マナリンク小中等部」です。自宅からでも学習の遅れを取り戻すことができ、近い将来の進路までサポートしてもらえるそうです。
特徴は、好きな先生と個別指導で学習活動が行えること。先生を選ぶのは普通の学校では難しいことなので画期的ですね。また、悩みが生じたときや困ったときにすぐ相談できる環境も用意されているのは安心です。
不登校の子どもが増える中、このような民間による学校で子どもたちをサポートする動きが生まれています。子どもたちが好きな未来を選択できるような環境が、今後も増えていけばいいですね。