今年4月にスタートしたSixTONESの冠バラエティ番組「Golden SixTONES」(日本テレビ系)が、放送開始から約2カ月を迎えた。
視聴率としては世帯平均で10%には届かないものの、8~9%台をキープしており、コア視聴率では5%近くを記録する週もあるなど、決して悪くない滑り出しを見せている。
番組ではSixTONESのメンバー6人がそろい、毎回ゲストタレントを迎えて、クイズやゲーム、さらには料理企画など、スタジオ内で様々な企画にチャレンジしている。ある芸能関係者はこう語る。
「スタジオ中心の構成なので、“ビストロSMAPみたい”と評されることもありますが、メンバーたちが本気で楽しんでいる姿が画面越しにも伝わって、ファンにとっては非常に嬉しい番組になっています」
視聴率の数字だけ見れば、まずまずの評価ではあるが、局内では期待値がさらに高まっているようだ。というのも、この番組は長年続いた「行列のできる相談所」を終了させ、その後継枠として立ち上げられたもの。
「『行列』はここ数年こそ以前のような勢いはなかったですが、企画によっては2ケタ台の視聴率を取る週もありました。それを終わらせてまで作った番組ですから、日テレとしては“もう一声”欲しいというのが本音でしょうね」(前出・芸能関係者)
制作サイドの課題も浮かび上がっている。現在はスタジオ収録が中心のため、企画がどうしても似通ってしまい、早くも“マンネリ化”のリスクが懸念されている。外ロケを取り入れて番組の幅を広げたいという声もあるが、実現には高いハードルがあるという。
「外ロケとなると撮影時間が長くなりますし、SixTONESは6人全員のスケジュールを合わせるのが至難の業。そのため、ロケ企画をやりたくても、なかなか踏み出せないというのが現状です」(制作会社関係者)
今後、スタジオ収録中心のフォーマットにどう変化を加えていくのか。SixTONESの6人がどこまでテレビバラエティのど真ん中で“黄金”の輝きを放てるのか。引き続き注目が集まりそうである。