頭痛の原因はカフェイン依存にあり!“コーヒー断ち”の代わりに飲むべきドリンクとは?
「日頃から頭痛に悩まされている……」という方、とくにコーヒー好きの人は必読。なぜなら改善の余地があるからです。しかも、手軽に作れるドリンクでケアできる可能性もあるんですよ!
今回は、『「水と塩」でできる究極の免疫セルフケア』(医師の清水智之さん監修・三笠書房刊)の著者で治療家の松本恒平さんにうかがった、身近なドリンクからの頭痛対策を紹介していきましょう。
(以下、松本さん談)コーヒーに含まれるカフェインが頭痛の引き金になっているケースは少なくありません。原因は大きく2つあります。1つはカフェインの強い利尿作用によるもの。コーヒーを飲むとトイレが近くなるのは、体に必要な水分まで排出させてしまって脳が「脱水状態」に陥るためです。脳の水分が不足すると血管や神経が過敏になり、ズキズキとした痛みを引き起こすのです。
もう1つはカフェインによる「脳の興奮」です。カフェインは交感神経(闘う神経)を強制的に活性化させますが、脳の血管がいったん収縮し、カフェインの効果が切れた瞬間に反動で急激に拡張します。この血管の拡張が周囲の神経を圧迫し、片頭痛などを招く可能性があるのです。
頭痛に悩む人が飲み物を選ぶなら、水と塩で作る「ミネラル水」がオススメです。その理由は2つ。1つは「吸収スピード」です。脳の脱水時に真水だけをガブ飲みしても、体液と濃度が違うためすぐには吸収されず、尿として排出されてしまいます。ですが、塩を加えて体液に近い濃度にすることで、水分がスムーズに血管内へ吸収され、脳の脱水状態を急速に改善できるのです。
2つ目は、「脳のお掃除効果」です。脳は脳脊髄液(のうせきずいえき)という液体に守られていますが、この液体を作る材料こそが血漿で、その成分が水とミネラルからできているからです。
基本は、水500ml~2lに対して天然塩をひとつまみからふたつまみ程度加えるだけ。味は、ほんのり甘みを感じる方もいれば塩味を感じる方もいます。また、使用する塩によっても変わってきます。
使用する塩は精製塩(食卓塩)ではなく、必ず「天然塩(海塩)」を使ってください。精製塩は99%がナトリウムのため、ミネラル分の割合が少ないことから不向きです。1日かけてちびちびと飲みましょう。コーヒーを飲む人はコーヒーを飲んだ後でもよいです。
「今、まさに頭痛がひどい!」「ズキズキしてきた」という緊急時には少し塩分を濃くしてみてください。コップ1杯の水(約200ml)に対し、小さじ1/3程度の天然塩を溶かすと「ちょっとしょっぱいな」と感じるくらいの濃さになります。濃過ぎたら水で薄めましょう。
この「濃い塩水」が即効性のある点滴のような役割を果たし、体内のミネラルバランスを一気に整えてくれます。ただし、腎臓の悪い方は塩分を増やし過ぎないように注意してください。

コーヒーが頭痛につながると聞いても、好きな人にとって絶つのは難しいかもしれませんから一生飲むなとは言いません。私も好きなので飲みます。ただし、頭痛持ちであれば「1日1杯」程度に留め、嗜好品として香りや味を楽しむものとしてとらえてみてはいかがでしょうか。
カフェイン飲料は飲むとシャキッとするので、慢性的な睡眠不足や疲労をごまかすために飲んでいる人もいるでしょう。該当するようであれば、水と塩で体を潤すことから始めてみてください。体が整ってくれば、コーヒーに頼らなくても自然と頭がスッキリ目覚めるようになりますよ。
朝、目覚めのタイミングで飲むのがオススメですが、冬場は白湯と塩のミネラル水を寝る前に飲むと、身体が温まりやすくなって深い睡眠にもつながります。ぜひ試してみてください。
