ライフ
2026/06/28 07:30
猛暑の夏を乗り切るために!「熱中症」リスクを軽減する子どもの朝食メニュー
ライフ
2026/06/28 07:30
梅雨が明ければ猛暑の夏がやってきます。どんなときでも元気に動き回る子どもたちは、知らず知らずのうちに熱中症になってしまうことも。そうならないためにも重要なのが朝食です。そこで今回は、熱中症に詳しい谷口英喜医師にオススメの朝食をうかがいました!
熱中症予防にはなぜ朝食が重要なの?
谷口医師は、「熱中症対策として朝食が重要」と強調します。それは、朝は睡眠によって水分不足の傾向にあるから。「この状態で水や糖分、電解質を補給せずに運動すると、発汗による水分喪失が重なって体内の水分バランスが急速に崩れやすくなる」そうです。
こうなると血液量の減少を招いて脳や筋肉への酸素や栄養供給が低下し、集中力や判断力の低下および反応速度の遅れが生じるのだとか。体育の時間はもちろん、スポーツ系の部活をしている場合などは要注意ですね。
朝食のポイントとして、「水・電解質・糖質に加えて、タンパク質やビタミンなどをバランスよく摂ること」と谷口医師は話しています。
熱中症対策として子どもにオススメの朝食メニュー
具体的にはどんなメニューがよいのでしょうか? 谷口医師にオススメの朝食を挙げていただきました。
●和食メニュー
ごはん:糖質
味噌汁:水分・電解質
焼き魚:タンパク質・BCAA・タウリン
卵または納豆:タンパク質・ビタミンB群
果物:クエン酸・水分
●洋食メニュー
トースト:糖質
牛乳またはヨーグルト:水分・タンパク質・BCAA
卵やハム:タンパク質
バナナやオレンジ:糖質・クエン酸
朝食では水分と電解質を補うのに加え、体を動かすエネルギー源である糖質は欠かせません。ビタミンB群はエネルギー代謝に必要で、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋肉の材料になるだけでなく、運動する際にエネルギーとしても利用されやすいといわれています。タウリンは体内環境の維持・筋肉疲労の回復・自律神経の調整に、クエン酸は疲労対策・代謝サポートにいいそうですよ。
朝は食欲がなくて食べられない、食べる時間がないという子どもには、ゼリータイプでカロリーのある栄養補助食品(水分・糖質・電解質・ビタミン)がオススメなんだとか。市販品の中ではとくにリポビタンゼリーや経口補水液のゼリーのような、体内の水分保持や吸収効率において有効な塩分量を含んでいるものがよく、これらは水分だけでなく適切な塩分や糖質のバランスが考慮された設計になっているそうですよ。
帰宅後や夜間の「時間差熱中症」にも注意して!
熱中症のリスクは野外にいるときだけではありません。保育園や学校から帰ってきた後も油断は禁物。なぜなら、「時間差熱中症」に陥る恐れがあるからです。
時間差熱中症とは、暑熱環境にさらされた後、数時間から長くて1日くらい経過して表れる熱中症のこと。運動中には問題がなくても、帰宅後や夜間に体温調節機能の破綻が顕在化し、頭痛や倦怠感、吐き気などの症状が出ることもあるのです。
これは、発汗による水・電解質の不足が十分に補われないまま時間が経過することで起こると考えられているそうです。こうした症状が見られた場合には、まずは涼しい場所で安静にさせ、衣服をゆるめて体を冷やしながら水分と電解質を少しずつ補給させてくださいね。
それでもぐったりした状態が続く、呼びかけへの反応が鈍い、まっすぐ歩けない、嘔吐を繰り返すといった場合は、すでに重症化の可能性があるので速やかに医療機関を受診するか、救急搬送を検討しましょう。
子どもはまだ自分自身で熱中症の予防策ができないため、常に大人がしっかり気を配ってあげたいもの。まずは朝食メニューから見直してみてくださいね。
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