中森明菜「Mステ」での「難破船」歌唱後「タモさんのお顔が浮かんできて悲しくなってきた」の真意
7月17日放送の「ミュージックステーション 夏の2時間SP」(テレビ朝日系)で、30年ぶりに生出演を果たした中森明菜。この日は約10年ぶりの新曲「ごめんと、すきと、」と、MCのタモリが「名曲中の名曲」と絶賛しリクエストした1987年の大ヒット曲「難破船」の2曲を披露した。
歌声は当時に比べると細くか弱い感じは否めなかったが、表現力においては当時と同じかそれ以上だったように思う。
しかし、多くの視聴者がネット上で話題にしているのは歌唱力やパフォーマンス内容ではなく、マイクを握っていた右手の時に大きく、時に小刻みに震える様子や、「難破船」を歌った直後に発したコメントの「真意」のようだ。
ファンなら知っている「感情表現」
中森は「難破船」歌唱後に「ありがとうございました」と目に涙を浮かべながら深々とお辞儀をした。「明菜ちゃん、どうでした?」とタモリが優しく質問すると、震える手でマイクを握りしめ「緊張しちゃいました。久しぶりにタモリさんにお歌聞いてもらうと思ったら…」と少し苦笑いを浮かべながら、「リハーサルまで大丈夫だったんですけど。なんかタモさんのお顔が浮かんできて、なんか悲しくなってきちゃった」とコメント。再び目を潤ませたのだ。
「タモさんのお顔が浮かんできて、なんか悲しくなってきちゃった」というフレーズが難解だった視聴者も少なくなかったようだが、自分には「せっかくタモさんが『難破船』を聴きたいとリクエストしてくれたのに、緊張してしまってちゃんと歌えなくて悲しい」という意味に聞こえた。
きちんと歌えなかったから悲しい、という感情表現は、中森ファンなら誰もが知っている「中森らしさ」の1つだから、そうではないかなと思わずにいられない。
完全復活を遂げた中森。まだまだ痛々しさは漂ってはいるものの、「きちんと歌えなくて悲しい」と本音をテレビカメラの前で明かす心意気を応援したい。
(森山いま)
