恋愛ドラマやアニメなどで、「第一印象が最悪で険悪な仲だった男女が、ある出来事をきっかけに強烈に惹かれ合う」といった展開がよくみられます。「そんなの現実にはあり得ない!」なんて意見も聞こえてきそうですが、でも実は、あながち嘘ではないようなんです。
心理学の世界では、“好き”と思った相手から“好かれる”という「返報性の法則」というものがあるようです。その好きの度合いは、初対面でお互いに反目し合っているほど、つまり、「この人だけは嫌だ」と思った相手ほど、何かのきっかけでその人に対する好意はより強まるのだとか。
心理学者で駒沢女子大学教授の富田隆さんの著書「恋愛心理学講座」(SUMIDA出版刊)にも、とにかく好きになってもらいたいのであれば、相手のことを褒めたり、好きなところを指摘したりすることで、相手からも好かれる可能性は高いと書かれています。
社会心理学者の渋谷昌三さんの著書「面白いほどよくわかる!恋愛の心理学」(西東社刊)でも、好意の返報性について解説されています。ポイントは、相手に好きという気持ちが伝わっていないと意味がないということ。とにかく、言葉で相手に伝えるようにするのが大切なんだそうですよ。
恋活や婚活に励む女性たちにとっては、非常に興味深いお話ではないでしょうか。恋愛心理学からの恋テク、ぜひ活用してみてくださいね。