闇営業問題をきっかけに勃発した吉本興業のお家騒動は日々、波紋を広げている。
そんななか、8月1日発売の「週刊文春」が、極楽とんぼの加藤浩次に対して吉本興業ホールディングスの大崎洋会長が激怒していると報じた。その原因は、加藤が司会を務める「スッキリ」(日本テレビ系)の7月22日放送で、大崎会長と岡本昭彦社長に辞任を迫ったからだそうだ。
記事によると、吉本の関係者の証言として「大崎氏は身を引くつもりはさらさらない。岡本氏を辞めさせるつもりもありません。一方、反旗を翻した加藤に対し『絶対に許さない』と言っているそうです。宮迫だけでなく、加藤も吉本興業に残ることはできないでしょう」とある。
さらに、大崎会長、岡本社長に付くダウンタウンの松本人志を頂点とする主流派と、加藤ら外様の非主流派の対立構図についても記載されている。
「松本に対しては、吉本内部に不満分子が存在するのは確か」と芸能ジャーナリストはいう。
「そのきっかけは、2007年に松本が監督した映画製作。『大日本人』は、製作費10億円で興行収入が11.6億円でした。その後も『しんぼる』『さや侍』『R100』と松本監督作は続くのですが、いずれも不評で、興行的にも振るわなかったと聞いています。吉本製作ですから、会社に損失を与えているにも関わらず、松本の特別待遇に対する不満はあります。この現状を打開できるのは、吉本の大功労者である明石家さんまくらいでしょう。彼は個人事務所を持っていますし、闇営業の面々を『自分の事務所で面倒見てもいい』とも言っています」
キーパーソンとなりそうなさんまの動向に注目が集まりそうだ。