東関脇は、新世代のヒロインとなりうる清原果耶だ。70年代、80年代にいたような古き良き美貌に引き込まれる人が多く、「日本生命」や「オロナミンC」などインパクトのあるCM出演が続いている。
芸能評論家・織田祐二氏が語る。
「各所で絶賛の嵐で、山田孝之は『役柄のキャラクターを瞬時にくみ取ることができる。専属契約を結びたいくらい』と口にしたほど。『日本生命』のCMでも見せたように、情感を溜めて、それを静かにセリフに込める泣きの演技は絶品。イマドキっぽくないのもいいですね」
補足するのは映画監督の野本史生氏だ。
「NHKの『透明なゆりかご』(18年)のヒロインをやっていて、一発で清原はいいなと思いました。今年も『マンゴーの樹の下で』(NHK)で主演をやっていたけど、硬い表情からフッと緩んで笑顔になる時に引き込まれる。美形だが、切れ長の瞳で決して派手な顔立ちでないところも魅力です」
10代戦線は熱くなる一方で、西関脇には浜辺美波が入った。美少女研究家の高倉文紀氏が、インタビュー経験を踏まえて分析。
「世の中的には元気なイメージですが、実際はおっとりした印象。ヒット作となった『君の膵臓をたべたい』(17年、東宝)や『賭ケグルイ』(19年、ギャガ)など、ライトノベルやコミックの原作のものを演じるのは非常にうまい。10代で立て続けに主演を張るのは、最近では珍しいですね」
NHK朝ドラ「半分、青い。」(18年)でヒロインを務めるなど売れっ子の永野芽郁は東小結に。
「今春の『3年A組-今から皆さんは人質です-』(日本テレビ系)の演技もネット上で絶賛されましたが、忘れがたいのが『僕たちがやりました』(17年、関西テレビ系)での濡れ場。当時17歳で、窪田正孝にベッドで後ろから抱きしめられるシーンは、目だけで芝居ができるいい表情でした」(前出・織田氏)
民放各局からは「主演ならギャラはいくらでも出す」との声も聞かれるという。
そして、三役の締めくくとなる西小結には、ナイスヒップが魅力のあのCM美女が!