フィギュアスケート世界選手権2016は、フタを開けてみると羽生結弦選手が最高得点更新どころか、フェルナンデス選手に連覇を譲る結果となった。ファンの溜め息とは別に、日本でフェルナンデス選手の株があらためて急上昇しているという。
「昨年の世界選手権でも羽生を慰めて株を上げたフェルナンデス選手ですが、今回も『フェルナンデスって優しい』『いい人』とネットで話題になっています。というのも、宇野昌磨選手が表彰台を逃して涙をこぼすと、待機席でモニターを眺めていた羽生選手も涙ぐんでいました。その時、カメラが横に動くと隣に座っていたフェルナンデス選手もなぜか涙ぐんでいたのです」(スポーツ紙記者)
さらにフェルナンデス選手は羽生選手にも優しい心遣いを見せた。表彰台が確定した後、待機席で天を仰いで悔しがる羽生選手に、何度も慰めの言葉をかけて優しく対応していたのだ。
「そばにいたオーサーコーチとフェルナンデス選手の2人で羽生選手を気遣って慰めている様子は、3人が本当に良い関係を築いていることがわかる光景でした」(前出・スポーツ紙記者)
これで世界選手権2連覇を果たしたフェルナンデス選手。今後も日本人選手のよきライバルとして、選手としても人としても、大きな存在であり続けてほしい。
(芝公子)