今回は、夏期のドラマで最も話題になっている、日曜劇場「VIVANT」（TBS系）主演の堺雅人さんについて占ってみたいと思います。占うにあたり、私用するのは今回もホロスコープ。ホロスコープというのは、その人が生まれた瞬間、どの星がどの星座のどこにあったかが記されているもの。つまり、星の配置図のことです。このホロスコープを見れば、その人の性格や才能、愛情、仕事、お金、人生はもちろん、過去・現在・未来についても占えるとされ、およそわからないことはないとも言われています。
さて、堺さんのホロスコープをさっそく見ていきましょう。堺さんは太陽が天秤座。つまり、天秤座生まれです。太陽はその人の性格や人生、生き方などを表し、最も大きな影響を与える星。そして、天秤座は周囲との調和を何よりも大事にしていて、人と人との懸け橋になったり、ケンカの仲裁をしたりするのが得意です。堺さんも、撮影現場では、周囲に気を遣い、励ましたり慰めたり、時には冗談を言って笑わせたりしながら、仲よく過ごしているかもしれませんね。
そんな堺さんは、水星が蠍座にあります。水星というのは、知性や言語、コミュニケーション能力などを表す星。一方、蠍座はというと、12星座一の洞察力と集中力をもち、とことん突き詰めないと気が済まないという特性を備えた星座です。ここから見えてくるのが、堺さんの役者としての姿勢。おそらく堺さんは、役を与えられた際、その役についてどこまでも深く理解しようとするはずです。台本の行間を読み取るだけでなく、その役を非常に深く掘り下げるでしょう。掘り下げるというよりも、「解剖」すると言ったほうが正しいかもしれません。そのくらい、きわめて深いところまで理解し、把握し、吸収するのではないでしょうか。
そうやって文字通り役を吸収した堺さんは、おそらく「演じている」という感覚ではないはず。かといって憑依型の役者さんではないので、完全吸収した役を、意のままにコントロールし、動かしているという感覚なのではないかと思うのです。まるで、式神を自在に操る陰陽師のように。ですから、堺さんに不可能な役はないのでは？どんな生き物だろうと、徹底的に解剖すれば、どういう動きをするのかわかりますからね。言い換えれば、動きのメカニズムがわかるわけです。
今度は、堺さんの月に注目してみましょう。感情や好み、ライフスタイルなどを表す月が、牡牛座にあります。牡牛座は優れた感覚の持ち主で、嗅覚・味覚・聴覚・触覚などが敏感だとされる星座。そのため、堺さんも相当のグルメであり、素材のいい上質な服を好み、オフには音楽を楽しみ、お気に入りの香りを身にまとっているかもしれませんね。そして、五感が満たされることにより、いっそう役作りにエネルギーを注げるようになるのではないでしょうか。そういう意味では、女優の菅野美穂さんを妻に持ち、2児の父であるプライベートライフの充実が、役者人生のカギを握っているともいえるでしょう。
（三田モニカ）
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」（いずれも青志社）など。
