世田谷区の“無料PCR検査”に区民も疑問「加藤浩次さんの言う通り」

 お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が8月25日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)にて、東京都世田谷区で実施される予定の大規模なPCR検査について「全く意味がない」と一蹴した。

 世田谷区では新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、区内に勤務する保育士や幼稚園の職員など計2万3000人を対象に無料でPCR検査を受けられるように準備すると発表。1日の想定検査数をおよそ1000件とし、その経費は4億1400万円に達するという。

 区が独自に大金を費やして行うこの“無料PCR検査”について、加藤は「一時の安心にどれだけお金をかけるのか、ということになると僕は思ってしまうんですけど」「世田谷区だけで介護事業者、保育園や幼稚園で働く職員方にやったところで、その方たちが世田谷区以外に住んでいたりとか、世田谷区の中に他(の地域)から入ってくる方もいる。子供たちの親は他のところで働いてる人もいる。そこで抑え込めるのか。それを見つけることによって意味はあるんだろうか」などとその効果を疑問視した。

 また、大規模な検査がゆえ、陰性か陽性かの結果が通達されるまでにかなりの時間も要する可能性があることから、「それだけかかるんだったら全く意味がないと思ってしまう」とし、「結果が出るまでに4日かかるとしたら、その4日間に感染する可能性もありますから。感染した後に“陰性”って出て何の意味があるの?」ともコメント。あくまで検査時点での感染を調べるものであり、結果が出るまでの時間差があればあるほど、検査自体の意義が形骸化してしまう可能性を指摘している。

 続けて、「陰性だったらと安心した人が街に出てしまって、その人が偽陰性の可能性がありますからね」とそもそものPCR検査の精度が100%ではないという点にも触れていた。

「まさに世田谷区民が感じていた疑問を全て加藤さんが言ってくれたという感じですね。PCR検査をすることで子供や親を預ける家族の心配や職員の不安を一時的に払しょくすることは出来るでしょうが、4億円という費用に見合った効果が得られるのかという点は疑問。加藤さんの指摘のように、陰性が証明されたことで、これまで厳重だった対策が一瞬でも緩んでしまうリスクもあるでしょう。極端な話、週に複数回のPCR検査を受けられるのであれば、一定の感染予防にはなるはずですが、1度の検査でもたらされる効果は微々たるものだという見方が大方です。ネットでもこの世田谷区の施策について『世田谷区だけ一時的に調べたってなんの意味もない』『それより自覚症状ある人を優先してもらいたい』『検査してもその後すぐに人に接触するだろうし』『今日陰性でも明日感染するかもしれない』との声が並び、加藤さんの見解に同調するものが多いですね」(週刊誌ライター)

“一時の安心”を得る為だけに費やされる4億円という巨費。確かに、投じるべき場所が他にあるようにも思えるが…?

(木村慎吾)

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