6月25日に最終回を迎えたドラマ「半径5メートル」(NHK)でトランスジェンダーの海老原香織を演じていた北村有起哉に称賛の声があがっている。
北村演じる香織は、女性週刊誌「女性ライフ」の「2折」と呼ばれるページで「半径5メートル以内にあるような身近なネタを記事にする」編集者。ショートカットにクラシックなスーツを着用した北村の姿は「こういうベテラン女性編集者っているいる!」と言いたくなるほどよく似合っていて、よく見かける「無理をして男性が女装している姿」とは一線を画していた。
「ネット上では香織役を演じていたのが北村であることになかなか気づかなった人もいたようで、『えっ、海老原さん役は北村有起哉だったの?』と、後になって気づいて驚く人が少なくなかったようです。北村は声のトーンを変えたり、なよなよとしたわかりやすいしなを作ったりせずに演じていて、それが逆に女性らしく見えたのかもしれません」(女性誌記者)
今後もドラマや映画作品にトランスジェンダー役が登場する機会が増えそうだが、ぜひとも北村のようにサラッとしたキャラ作りをしてほしいものだ。