俳優の阿部寛と佐藤健が10月1日、映画『護られなかった者たちへ』の公開初日舞台挨拶に登壇。その中で明らかにされた2人の微笑ましいエピソードを同日、ニュースサイト「ORICON NEWS」が報じた。
映画は東日本大震災から10年目の仙台を舞台に連続“餓死”殺人事件を追うミステリー。阿部は出所してきたばかりの男・利根を追い詰める刑事を演じ、利根は俳優の佐藤健が熱演。予告編で公開された佐藤が泥水に顔を突っ込まれながら叫ぶシーンも話題になった。
同記事によると、撮影は昨年の1回目の緊急事態宣言後に行われ、共演者同士で外食もできない状態だったという。当時を振り返って佐藤は「しんどかった」といい、阿部も「仙台で撮影した時もテイクアウトで毎日、焼き鳥を立て続けに7回ぐらい食べていた」と語った。佐藤はさらに「Uber Eatsができると生き延びられるんですが、できない時はひもじい思いをしていました」と食事のありがたみを実感したという。
ネットでは佐藤と阿部のエピソードに対して《こんなことがニュースになるなんて、阿部寛さんもびっくりしてそう。でも、焼き鳥は美味しいですよね》《体の大きな阿部さんが食べてるの想像して、ふふっとなりました。何かと最近は息が詰まるニュースばかりだけど、こういうニュースもあっていいですよね》《佐藤健が「ひもじい」って言うの、なんかカワイイ》《こう言っては申し訳ないんですが、ここ数カ月でいちばん平和なニュースではないかと》など好感の声が集まった。
「新型コロナ感染者急増の悲観的な声や、小室圭さんのロン毛帰国報道へのバッシングの声などがネットにあふれる中、このニュースでほっこりした人が多かったようです。ちなみに阿部は焼き鳥好きでもありますが、本当の好物は京都にある焼き鳥の店『やきとり一番』の焼きおにぎりであることを19年10月に出演した『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で明らかにしています。仙台でテイクアウトした焼き鳥店に焼きおにぎりはあったのか気になるところ」(芸能記者)
先日も自分で髪の毛を切っていることや家にベッドが9個あったことなどが報じられた阿部。来年1月には日曜劇場『DCU』(TBS系)の主演も控えており、まだまだ話題が絶えることはなさそうだ。
(柏原廉)