家事をしている間、子どもにはちょっと1人で遊んでいてもらいたい……そんなときの対処法が「テレビなどの動画を見せる」だけだと、長時間画面に釘付けになることもあるため、心配になってしまいますよね。でもどうしたらいいか分からないという場合は、次のような方法を試してみてはいかがでしょうか。
■リビングを安全な空間にする
子どもが1人で遊ぶとき、リビングが危ない空間では見守りながら家事をするのも難しいですよね。ですから、厚めのマットを敷いて転倒に備えたり、触られると困るものを手の届く場所に置かないようにしたりして、子どもが思いっきり遊べる空間に整えましょう。“少し離れた場所から見守ることができる”状態にしておくと、手が離せないときでも動画をつけずに遊ばせやすくなります。
■CDの掛け流しで画面の凝視を回避
テレビなどの動画だけでなく、CDなどで歌や音楽、読み聞かせを“聴いて楽しむ”ようにすることも一つの遊び方です。映像の“お手本”がない分、音を頼りに自由に体を動かすことができ、発想力も鍛えられます。流れてくる音や言葉を注意して“よく聴く”経験にもぴったりですよ。
■「テレビを一切つけない時間」を設けて子どもと遊んでみる
もしも室内に映る画面がなかったら、子どもはどんな遊びをし始めますか? これは、実際にやってみれば分かりやすいもの。画面を全てOFFにする時間を作り、子どもの遊びの様子を観察してみましょう。オススメの遊びを実践してみるのもOK。その中でどんな遊びを楽しめるかを把握しておくと、画面を見せたくないときにどんな遊びを提示するかの選択肢が広がります。
画面を見ないで過ごして欲しい場所が安全で、いつもの遊びで十分に楽しむことができたら、見守り時の不安やイライラも軽減しやすくなりますね。普段から画面を頼らない遊び方を意識しておくと、いざというときに迷いません。まずは、画面のつかない空間での遊びを一緒に楽しむところから始めてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)