今年で50周年を迎えた「仮面ライダー」が新たな試みをするようだ。
1987年10月から1988年10月まで放送された「仮面ライダーBLACK」(テレビ朝日系)を、山田孝之主演映画「凶悪」、役所広司主演映画「孤狼の血」、濱田岳主演ドラマ「フルーツ宅配便」(テレビ東京系)などのヒット作で知られる白石和彌監督が指揮を執り、「仮面ライダーBLACK SUN」として生まれ変わるという。これが初めての「仮面ライダー」作品になる西島秀俊と中村倫也のW主演作品。それだけでも、ただの子ども向け作品でないことは確実だろう。
西島演じる南光太郎は、日蝕の日に生まれ、怪人たちの頂点である創世王の候補となるべく改造された人間のため、怪人と人間との狭間で揺れ動くキャラクターで仮面ライダーBLACK SUNへと変身する。一方の中村演じる秋月信彦も、光太郎と同じく日蝕の日に生まれ、2人は親友として育つも、その後に仮面ライダーSHADOWMOONとなり、仮面ライダーBLACK SUNのライバルとなる。
「ネット上では『白石監督、西島秀俊、中村倫也というメンツだけを見ても子ども向けの娯楽作品ではないことがわかる』『仮面ライダー50周年にふさわしい作品にしたいんだね』『人間と怪人の間で悩む西島秀俊と、かつては親友だったのにライバルになってしまう中村倫也。これは女子が見たくなる案件』といった声があがっています。また、ドラマ人気が高かったことから映画にもなっている『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で西島が演じている弁護士・筧史朗の通称が『シロさん』のため『シロさんがクロさん(BLACK SUN)になるのか!』『シロさんがクロさんに変身するんだね』という声もあがっています」(女性誌記者)
先月まで放送されていたNHK朝ドラ「おかえりモネ」では、「仮面ライダー」の原作者である石ノ森章太郎ファンの気象予報士・朝岡覚を演じていた西島。これもまた何かの縁かもしれない。