元お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が12月14日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、吉本興業で後輩だった霜降り明星・粗品からの“イジり”発言に反論した。
粗品は12月9日にアップした公式チャンネル「しもふりチューブ」の中で、宮迫からYouTubeでのコラボを打診されたことを告白。しかし、2019年夏に吉本と衝突して退所した宮迫との共演はハードルが高いのか、「立場的に宮迫さんから（コラボのオファーを）言うのは難しいという話になって。『そっちから来てくれたら嬉しい』って言ってましたけど、俺らからはよう言わんよな」と素直な思いを口にしていた。
続けて、「吉本にはよう言わんわ。宮迫さん、あなたは社内では“お尋ね者”ですから。俺ら若手がよう言わんくない？」とすると、相方・せいやも「確かにな。（マネージャーの）高森くんの顔色が魔人ブウみたいになったもんな」と語り、やはり吉本内では宮迫に関する話題には微妙な空気が立ち込めるという。
これを受け、宮迫は14日の動画内で、「いろいろと僕の名前を出してくれるのは嬉しい」としつつ、「複雑な気持ちになるんです」「なんか『吉本のお尋ね者』みたいなことを言っていてね。お尋ね者ではないんじゃないの？ それだと吉本に追われてる人になっちゃうから。僕は離れただけですから、逃げ回っているわけではありませんから」とコメント。また、宮迫の名前を出すと、吉本のマネージャーの顔色が「魔人ブウみたいになる」との珍現象についても、「邪悪のほう？ 可愛いほうにしとけ」と返していた。
「霜降り明星といえば、吉本が誇る“お笑い第七世代”の代表格にして、ダウンタウン・松本人志も『才能あるコンビ』として、千鳥とともに名前を挙げる秘蔵っ子です。M-1王者という肩書きも持つ彼らが宮迫とコラボすることになれば、大きな話題となることは間違いありません。この一連のやり取りに対し、ネット上には『世間的には吉本から切られたと思ってる人が大半では？』『相変わらず余計なプライドを捨て切れてない人なんだね。自ら吉本を離れたとか、どこまでも自分をよく見せたいんだね』『宮迫氏は本当にプライドが高く、自分がイジられることを嫌いますね。他人のことは無茶苦茶イジるのに』との声があったほか、『もう未来ある芸人さんに絡むのはやめませんか？ 宮迫さんにはメリットがあるけど、霜降りには何もない』『“お尋ね者”ではないにしても、吉本から“追い出されて、見放されている人”ではあると感じます。そんな人と関わりたくないのは吉本の若手の芸人だったらみんなそう思ってるでしょう』などのコメントが寄せられました」（テレビ誌ライター）
また、霜降り明星の2人が宮迫の経営する焼肉店「牛宮城」に行ってみたいと発言していたことにも触れ、「コラボするのはもしかしたら難しいのかもしれません。でもYouTubeの（撮影用の）設備は用意しますから。そこで撮っていただければいいんですよ。ただ、店員として僕はいますけどね」と笑顔。「配膳の時に“見切れる”ことはあるかもしれませんけど、コラボではありませんから。声をかけられたら、店員として面白い返し方はしようと思います。『それをカットするかどうかは、そっちで判断してください』っていうやり方はどう？」と、自身の焼肉店を舞台にした“グレー”なコラボ方法を提案し、これについても「旨味があるのは宮迫さんサイドだけ」「痛々しい」「吉本から追い出されておいて、吉本の若手にコラボを求めたりすることがまずおかしい。先輩風吹かしてるややこしいオッサンぐらいにしか若手は思ってないでしょ」などの苦言が集まっている。
霜降り明星としては、やんわりと「No」を突き付けたつもりだったのだろうが、宮迫にはまだその思いが伝わっていないのかもしれない。
（木村慎吾）
