活動休止中の嵐・大野智がジャニーズで禁じられているという“副業”を行っている疑惑を12月23日発売の週刊誌「週刊文春」が報じた。
同記事によると、大野は嵐として20年以上活動してきたことによる蓄えが10億円近くあり、その運用をビジネスパートナーで無二の親友でもあるA氏に託しているという。A氏は制作会社の取締役で、音楽番組やバラエティ番組などを手がける名物プロデューサー。大野とはAD時代からの飲み仲間とのこと。2人は複数の会社を設立し、4年近く前から豊島区や中野区など都内の土地を買い進め、アパートを運営するなど不動産事業を手広く展開しているという。
しかし、ジャニーズは副業禁止が鉄則。そのため、大野は表に出ない形を取って不動産登記簿上ではA氏が会社の代表者となっているが、本店所在地は大野の自宅になっているという。同誌の取材班がA氏に大野の資産運用や会社について尋ねたところ「個人情報なのでお答えできない」という回答だった。
ネットでは《ジャニーズの規則に背くのはヤバそうだね》《活動休止する前の話か。副業がバレてクビになったりするくらいジャニーズは副業に厳しかったよね》と大野の処遇に懸念の声も挙がる一方で、《マッチは？》《休止中は収入減るし、いいんじゃないの？》といった擁護の声も。
「ジャニーズが副業禁止と明かしているのは、最近では19年6月に『ワイドナショー』（フジテレビ系）に出演した元SMAPの中居正広です。当時、ジャニーズ事務所に在籍していた中居は吉本興業の芸人の闇営業問題に関連して会社に確認したことを明かし、『僕らのジャニーズ事務所は、副業、サイドビジネスはダメです。アルバイトもダメです』と明言しています。同年5月放送の『村上マヨネーズのツッコませて頂きます！』（フジテレビ系）では関ジャニ∞の村上信五が『（副業は）基本は禁止ですよ。うちの会社は』と明かしています。
実際に、21年4月にジャニーズの滝沢秀明副社長は芸能活動引退前の18年8月にミネラルウォーターの輸入販売会社フェニックスインター社の取締役に就任していたことを『週刊文春』によって報じられましたが、報道後、即座に解任手続きを行いました。
その一方で、副業が容認されているタレントもいて、元男闘呼組の岡本健一は20年9月に父親が経営していた塗装会社の代表取締役に就任。さらに息子の岡本圭人も取締役になっていますが、ジャニーズ側は『副業にはあたらない』という公式発表を行いました。また、21年4月末で事務所を退所した近藤真彦は以前から自身が監督を務めるレーシングチーム『KONDO RACING』の運営会社の代表取締役社長を兼任しており、さらに和歌山県白浜町でうどん店も経営しています。大野の副業の件も実は以前から熱愛報道とともに明るみになっており、ファンの間では周知の事実で、事務所が把握していなかったとは思えません。
おそらく、副業禁止とは言われていても事前に事務所に相談などした上でOKであれば、例外もあるということなのではないでしょうか」（芸能記者）
いずれにせよ、芸能活動休止中で復帰の意思もハッキリとさせていない大野にしてみれば、処分があろうがなかろうが痛くもかゆくもないのかもしれない。
（柏原廉）
