クイーンが1981年に発表した「グレイテスト・ヒッツ」がイギリス史上最もセールスを誇るアルバムに輝いた。全英アルバムチャートを毎週発表しているザ・オフィシャル・チャーツ・カンパニーは、チャート開始60周年を記念してアルバム史上トップ60を発表した。
その中で「ボヘミアン・ラプソディ」や「地獄へ道づれ」などクイーンの代表作が収録された「グレイテスト・ヒッツ」が発売以来610万枚の売上を記録してトップとなった。ABBAが1992年に発表した「アバ・ゴールド」が520万枚と続き、同じく520万枚のセールスを誇るビートルズの1967作「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」がスタジオアルバムの1位に輝いている。
4位にランクインしたアデルのセカンドアルバム「21」は2011年の発売からわずか5年で490万枚を売り上げる快挙を成し遂げており、サードアルバム『25』も昨年11月にリリースされたばかりにもかかわらずすでに27位につける勢いぶりだ。
そしてオアシスの1995年作「モーニング・グローリー」が470万枚で5位に続いている。
クイーンは「グレイテスト・ヒッツII」も380万枚のセールスで10位にランクインしており、マイケル・ジャクソンも1982年作「スリラー」が420万枚で6位、1987年作「バッド」が390万枚で9位とトップ10圏内に2作品を送り出す人気を見せた。
全英アルバムチャートが開始された1956年7月22日にはフランク・シナトラの」ソングス・フォー・スウィンギン・ラバーズ」でトップに君臨していた。
今回発表されたトップ60の中で最も登場回数が多かったのはロビー・ウィリアムスで、ソロアルバム「アイブ・ビーン・エクスペクティング・ユー」が48位、「スウィング・ホエン・ユーアー・ウィニング」が56位にランクインしたほか、2010年にテイク・ザットに再加入した際に発表した「プログレス」が57位、同グループの「ネヴァー・フォゲット – アルティメット・コレクション」が59位につけた。
ザ・オフィシャル・チャーツ・カンパニーによる英国史上アルバムセールストップ10
1 クイーン「グレイテスト・ヒッツ」
2 ABBA「アバ・ゴールド」
3 ビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
4 アデル「21」
5 オアシス「モーニング・グローリー」
6 マイケル・ジャクソン「スリラー」
7 ピンク・フロイド「狂気」
8 ダイアー・ストレイツ「ブラザーズ・イン・アームス」
9 マイケル・ジャクソン「バッド」
10 クイーン「グレイテスト・ヒッツII」