3月25日に放送された「バイキングMORE」（フジテレビ系）で、人気のお笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊が不貞をはたらいたと「週刊文春」に報じられたことを取り上げた。42歳で2人の子どもの父親でもある瀬下が、20代の一般女性とのジムでのイチャイチャ現場、その女性宅のアパートで朝まで過ごしていたことなどを同誌がスクープ。「週刊文春」に直撃された瀬下の対応を番組が絶賛したことで、視聴者から怒りの声が上がった。
「瀬下は文春の直撃に相当焦ったんだと思いますが、『うわぁ来た！ チャンスですね・いやピンチピンチ』『家族がいちばんですから。でもなんか好きになっちゃって』と返答。さらに『なんぼでも撮っていいですよ』とポーズを決めたんです。そのポーズを番組でも拡大してフリップで説明。すると、MCの坂上忍さんが『文春砲直撃対応評論家の僕としましては、かなり上位に入る見事な対応かと思っております』と褒めちぎったんです」（女性誌ライター）
坂上の発言は、MCとして番組を盛り上げるためのものだったことは想像に難くない。しかし、坂上の発言を機に、不貞した瀬下を責めるどころか、不貞しても許される人、許されない人という、世間の女性にとっては到底聞いていられない、男たちの身勝手な話に発展したのだ。
「そもそも、瀬下はそこまでブレイクしている芸人ではないことをいいことに、不貞してもダメージを食らわないのではという空気がスタジオに流れました。コメンテーターたちも『（許される）キャラでしょ』と決めつけていましたね。そして、自分たちの話になると、土田晃之は自分に世間の人はそれほど興味がないでしょと答え、ロンドンブーツ1号2号の淳は、昔のイメージがあるので痛手がありそうと言いながらも『今はしてませんよ』と答えながらニヤニヤ。そこにリモート出演の橋下徹も加わって、パッと見は全員が身に覚えがあるような雰囲気で番組が進行してしまったんです。それを見ていて不快に思った女性視聴者が少なくなかったようですね」（前出・女性誌ライター）
SNS上では「坂上忍とかみんなニヤニヤして気持ち悪い」「堂々と俺の彼女とか不貞相手を芸人仲間に紹介してた瀬下って人間のクズでしょ」「橋下さんて確か不貞相手にスッチーのコスチューム着させてたんじゃなかったっけ？」などツッコミが殺到。さらには「主婦がいっぱい見てる時間帯で不貞を笑いとかキャラで済ませるなら取り上げないでほしい」と怒り心頭な声も。
市川海老蔵のSNSでの女性誘い出しといい、芸能界では今でも「女遊びは芸の肥やし」というノリが脈々と受け継がれているのかもしれない。
（山田ここ）
