好きな相手がいるなら、その人に好かれることを考えたいものですよね。その方法のひとつを紹介しましょう。
インサイトラーニング代表である箱田忠昭さんの著書「いつも忙しい人、なぜか余裕のある人 最後に笑う人の時間管理術」(Pan Rolling Inc刊)によれば、人は自分と似ている人を好きになる傾向があるのだとか。そのため、相手に“自分と似ている”と思わせることが、コミュニケーションをよくしていくコツになるというのです。
例えば、相手が「寒いですね」と言ったら、そう思わなかったとしても「そうですね、寒いですね」と言うだけでもOK。大切なのは、相手が好きなものは好き、嫌いなものは嫌いという気持ちを持ちつつ “合わせる”ことなんだそうですよ。
また、初対面であっても、特定の事物や人物に対する“態度”が似ている人ほど好きになるといわれています。心理統計学者の清水裕士さんと荘島宏二郎さんの共著「社会心理学のための統計学」(誠信書房刊)によれば、これは類似性魅力仮説と呼ばれるもので、研究によってこの仮説が正しいことが証明されているそうです。
“自分と似ている”ことを思わせると同時に、相手に合わせて態度も似たようにすることで、好かれる第一歩となりそうです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。