お笑いコンビ・博多華丸大吉の博多大吉が7月26日、MCを務めている「あさイチ」(NHK)に出演。番組冒頭で恒例となっている「朝ドラ受け」についてコメントした。
同番組はNHK連続テレビ小説に続く放送枠であることから、番組冒頭ではMCの博多華丸大吉の2人を中心に朝ドラを見た感想をコメントするいわゆる「朝ドラ受け」が定番となっている。
この日は「ちむどんどん」第77話が放送。劇中で主人公の暢子(黒島結菜)が幼なじみの和彦とともに和彦の母親に結婚の許しを得るために家に赴くも反対されるが、それでもあきらめない様子が描かれた。ほかにも妹の歌子(上白石萌歌)や姉の良子(川口春奈)らがそれぞれの夢や自立に向かって「あきらめたくありません!」「あきらめません!」と叫ぶシーンもあった。
「あさイチ」ではそれを受けて博多華丸大吉の2人とNHKの数奇奈穂子アナウンサーが感想を語り合い、最後に大吉がカメラ目線で「このように我々も朝ドラ受けをあきらめるつもりはありません」と宣言。鈴木アナも「毎日観てます、しっかり」と朝ドラを観てから生放送に臨んでいることをアピールした。
ネット上では、《NHKの番組で、駄作でも、流石にけなせないでしょうね。「あきらめません」と言う言葉に、無念さがにじみ出ている》《華大さんもNHKからそういうふうに言うように無理強いされたんじゃないかな》《自分も“ちむどんどん”のいいところ探すのあきらめません》などの感想が続出した。
「博多大吉の発言を『今期の朝ドラの内容にはうんざりしているけど、朝ドラ受けはやめないよ』という風に捉えた人が多くいたようです。大吉の発言はおそらく7月23日に配信されたネットニュース『NEWSポストセブン』の記事『“朝ドラ受け”はなくなる?「ちむどんどん」で顕著な減少 異変か必然か』を受けてのもの。
同記事では『ちむどんどん』で“朝ドラ受け”が減少傾向にあることを紹介。月ごとの“朝ドラ受け”の回数まで具体的に示して、その原因がドラマの質にあり、『あさイチ』制作サイド、朝ドラ関係者、NHK上層部らがその状態に難色を示し、回数を減らしているのではというものでした。大吉の『あきらめない』発言は記事内容を否定するためとも考えられます」(芸能記者)
今後、朝ドラ受けが増えるのか、それとも変わらないのか、しばらくは注目されそうだ。
(柏原廉)