「西の女帝」と称される上沼恵美子といえば、95年から昨年4月1日まで長きに渡り放送された料理番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(朝日放送)に代表される司会者のイメージが強いが、れっきとした歌手でもある。姉と組んだ漫才コンビ、海原千里・万里時代に歌手デビューしており、76年にリリースされたシングル「大阪ラプソディー」は40万枚を売り上げるヒット。01年からNHKで放送されている音楽番組「わが心の大阪メロディー」(毎年10~11月頃)では司会を務める傍ら歌も披露。福原遥、今田耕司が司会を務めた10月25日放送回では、和田アキ子の「笑って許して」を和田と2人で歌唱し、「画力がスゴイ!」「感動」などと称賛された。
上沼は放送同日に自身のYouTubeチャンネル〈上沼恵美子ちゃんねる〉を更新。さだまさし作詞作曲「いのちの理由」を感情たっぷりに歌い上げ、「恵美ちゃんの歌声は胸にじーんときます」「とても素敵な歌でした。涙が流れてしまいました。」と、こちらも感激の声を集めたものだ。
その上沼、「わが心の大阪メロディー」に話を戻すと、オール阪神・巨人のオール巨人とも初デュエット、「浪花恋しぐれ」を披露している。
「この2人、『M-1グランプリ』(朝日放送)で16年から6年連続で審査員を務めてきたベテランの名コンビ。しかしながら、昨年で卒業を発表していることから、今年は見ることができず、先の番組が貴重なペアショットになったわけです。NHKも粋な計らいを見せたものだといった声が挙がる一方で、このデュエットがきっかけで、もう一度審査員に復活ならないかと期待を寄せる声もあるようです」(芸能関係者)
「M-1」決勝戦の幕が上がった時、審査員席に座っているのは果たして?
(所ひで/YouTubeライター)