若い男子のみが感染する伝染病により、男女が逆転した江戸時代を描いたドラマ「大奥」(NHK)の第4話「三代将軍家光・万里小路有功編」が1月31日に放送され、平均世帯視聴率は4.8%だった。物語はこんなふうに展開する。
──心を通わせ始めた家光(堀田真由)と有功(福士蒼汰)だったが、子宝に恵まれなかった。春日局(斉藤由貴)は有功に“御褥御免(おしとねごめん)”を命じ、新しい家光の相手・捨蔵(濱尾ノリタカ)を大奥に呼び寄せる。その1年後、家光は千代姫を出産し、母となった。
地方の家臣はすでに、男装した女たちであり、その現実を目の当たりにした家光は、女の家督を許可すると言い放つ。女姿の家光は御簾を上げさせて「今日より、私は父・家光公の男名を名乗ることとする」と宣言。自らも家督を継ぐことを明らかにし「誰かわしが女将軍になることに異存はあるかえ!」と声を上げるのだった‥‥。
「この、堀田がスゴむシーンにネット上では『すごい、鳥肌ぶわあってなった』『かっこよすぎ』『堀田真由痺れたっ!』など、反響が凄かったですね。姫君として生まれながら、幼くして髪を切られて若君となり、将軍でありながらお小姓として生きる。そして男の種を受胎して育て産むことだけを望まれるといった、傷ついた少女が、恋を知り、母になり強くなった女将軍・家光という難役をみごとに演じ切りました。堀田の代表作になるのではないかとの声も上がっています」(テレビ誌ライター)
次回は「徳川家光×万里小路有功編」から「徳川綱吉×右衛門佐編」が放送。仲里依紗の綱吉と山本耕史の右衛門佐も楽しみだ。