これって10年前の朝ドラだよね? そう驚く人も続出していたようだ。
5月24日に再放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」第45回では、ヒロシ(小池徹平)とユイ(橋本愛)の兄妹がささいなことで口喧嘩する場面が。そのシーンが「乃木坂46」批判に見えて仕方がないと、視聴者がザワついているという。
開業25周年を迎える北三陸鉄道に廃線の話が持ち上がるなか、冬に乗客を呼び込む目玉としてお座敷列車のアイデアが浮上。ミス北鉄のユイと「訛りすぎる海女」のアキ(能年玲奈)がロコドル的な人気を博していることもあり、大人たちは二人をお座敷列車の目玉にしようともくろんでいた。
観光協会に勤めるヒロシは、お座敷列車で二人にゲームをやってもらったりしたいと説明。ユイとアキが「JJガールズです!」とポーズを決め、ヒロシが「JJガールズから日頃の感謝を込めて…」と復唱すると、ユイはJJガールズという響きのダサさに気づいてしまったようだ。
ここでユイは「お兄ちゃんが口に出して言ったら超ダサいって思っちゃった」との印象を吐露。「じゃあ、ウニ娘にすっか?」「いいね、略してウニむす」とユイとアキが盛り上がるなか、なぜかキレてしまったヒロシはユイに向かって「ちょっと人気が出たからって調子こいてんじゃねえぞ、ブス!」と言い放ったのだった。
ユイはすかさず「はい、ひどい~! マネージャーがタレントにブスって言う? 許せない!」と反撃。父親で県会議員の功(平泉成)が止めるように諭し、ユイも謝るように迫ると、ヒロシは「すいませんでした!」と口だけで謝罪だ。これにはユイも「全然謝ってない!」と激高していた。
「このシーンを巡って一部の視聴者からは、二人のやり取りがまるで、乃木坂46で発覚した演出家の不祥事を皮肉っているように見えたとの声があがっていたのです」(芸能ライター)
その不祥事とは、4期生の早川聖来が5月21日放送のラジオ番組「らじらー!サンデー」(NHK第一)の生放送中に、演出家のSEIGO氏がメンバーに暴言を吐いていたと明かしたことに端を発したものだ。
早川によると、SEIGO氏は「ブス」「お前一人いなくてもいい」とメンバーを責めていたほか、昨年8月のライブで4期生の掛橋沙耶香がステージから転落して顔面骨折などの大怪我を負った件について「掛橋沙耶香が落ちたのはお前らのせい」とまで言い放っていたという。
この発言が一斉に報道されると、SEIGO氏は5月23日に所属会社の公式サイトにて「私はメンバーの容姿に関する不適切な発言があったことを認めます」と発表。謝罪の言葉を綴ったうえで「私は乃木坂のお仕事を離れます」と表明していた。
「この件が世間をにぎわせた翌日に、よもや朝ドラにおいてアイドル志望の女子高生が『マネージャーがタレントにブスって言う? 許せない!』と激高するとは、あまりにタイミングが良すぎて驚くほかありません。しかもブスと言い放ったヒロシがすぐに謝ったところまで一緒の展開なのですから、まるで10年前に乃木坂46の件を予見し、批判していたとさえ思えてしまうのです」(前出・芸能ライター)
そんな奇跡のタイミングにファンからは驚きの声が続出。ヒロシとユイを諫めた功の役割を引き受けていた乃木坂46関係者はいったい誰なのか? という疑問の声もあがっていた。
この「あまちゃん」ではユイとアキが引き続き活躍していくが、果たして乃木坂46では告発者の早坂がどうなるものかと心配するファンも少なくない。そんな早坂の今後についても、その運命を示唆するような場面が作中で描かれていても不思議ではなさそうだ。