アレは先輩からの指示だった!?
お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢が9月7日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演。自身が得た教訓から後輩芸人に対して、ある指示を出していたことを明かした。
この日は「松本人志 祝還暦SP!」と題し、松本にゆかりがある後輩芸人たちが集結。NGなしの質問をぶつけたり、松本との知られざるマル秘エピソードを明かしており、森田も「松本さんの一言で今がある」と話し、松本のお陰で芸人としてブレイクできたというエピソードを披露している。
そんな森田は、「2015年の『キングオブコント』の決勝に出た時に、結構スベッたんですよ。それで審査員の松本さんから『床見てるほうが面白かった』って言われて、ボクがそれに対して『何それ』みたいにやいやい言ったんですよ」と、日本一のコント師を決める大会「キングオブコント」(TBS系で放送)でスベッたうえに審査員の松本に噛みついたことを回顧。
結局、この時は結果も最下位だったというが、これには後日談があったようで、それについて森田は「後日すぐに『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)が入ってたんですよ。それで楽屋挨拶行ったら、松本さんが『お前ら最下位でめっちゃスベってたけど、悲壮感がなかった。最下位のヤツがあんだけワーって言うのが良かった。だから呼んだ』って」と、松本に噛みついたことですぐに仕事が舞い込んできたことを明かしている。
また、この時の経験からスベッた時こそ落ち込むのではなく、噛みついたりすることが大事だと痛感した森田は、後輩であるお笑いコンビ・ニューヨークが日本一の若手漫才師を決める大会「M-1グランプリ」(テレビ朝日系で放送)の19年大会に出場することが決まると、ニューヨークのツッコミ担当の屋敷裕政に「お前どんだけスベって、どんだけ得点低くても、松本さんが何か言ってきたら、わっ!って行けよ」と、アドバイスしたことを説明。
続けて、「ニューヨークもあんまり点数伸びなくて、松本さんが言った一言に屋敷がわっ! って言って、そこからニューヨークが売れた。だからニューヨークが売れたのはオレのおかげなんですよ」と、自身のアドバイス通り、屋敷も審査員の松本に噛みついてニューヨークも売れたと分析した。
「ニューヨークも19年の『M-1』で最下位になったうえ、松本から『ボクはそんなに好きじゃない』と酷評されると、屋敷が割って入るように『最悪や!』と叫び、話題に。確かにこの件でニューヨークは最下位ながら強烈なインパクトを与えることに成功していますが、まさか森田の指示だったとは驚きましたね」(エンタメ誌ライター)
さらに屋敷は21年の「キングオブコント」の決勝でも、1stステージ敗退が決まると、屋敷は審査員の松本を指差し、「松本さんが『みんな笑うな』と言ったからや! あれは不正行為です。あれは絶対にダメです」と、声を荒げ、噛みついている。
「2度も噛みつくということは屋敷としても少なからず手応えがあったからこそなのでしょうが、この騒動で屋敷のSNSには批判のダイレクトメッセージも寄せられたそうで、アンチが増えた。“黒幕”の森田の存在を明かしたくなる気持ちも多少は芽生えたこともあったかもしれませんが、今回、森田が裏側を明かしてくれて、屋敷もホッとしているのでは」(エンタメ誌ライター)
もしかしたら、今年の「M-1」や「キングオブコント」では、松本に噛みつく芸人が続出するかも?
(本多ヒロシ)