「離婚しない男」小池徹平、篠田麻里子とのベッドシーンで苦悩した「性表現」

 3月31日をもって脚本家と放送作家からの引退を表明している鈴木おさむ氏が3月26日、YouTubeチャンネル「NewsPicks/ニューズピックス」に出演。元AKB48・篠田麻里子の大胆なラブシーンで話題になったテレビ朝日系ドラマ「離婚しない男‐サレ夫と悪嫁の騙し愛‐」(1月20日~3月16日)の裏話を明かしている。

 篠田は22年、一部週刊誌に不倫疑惑をスッパ抜かれ、泥沼と言われた離婚訴訟の末、昨年3月23日にインスタグラムで離婚を報告。スキャンダルからの復帰作で不貞にはしる妻役を引き受け、その思い切った決断と体を張った演技が大評判になったものだが、不倫相手役を務めた小池徹平のほうも篠田とのベッドシーンを演じるにあたって、ある悩みを抱えていたそうだ。鈴木氏がこう振り返った。

「(小池が演じるマサトが篠田に対して)『クイックorスロー?』って聞くんですよ。で、『クイック』って答えるシーンがあって『クイック』にするんですけど、それで小池くんが現場で『クイックってどれくらいのスピードですかね?』って言った時に、監督から『小池くんの思うクイックで』って言われてやったんですって。そうしたら『小池くん、ちょっと速いかな』って言われたっていう話を面白く言ってました」

 このYouTubeチャンネルには、日本に2人しかいないというインティマシー・コーディネーターの西山ももこ氏も出演して、劇中の性表現について議論している。

「インティマシーとは愛情表現、俗に『ベッドシーン』のことを指し、インティマシー・コーディネーターはそのようなシーンにおける合意形成をする仕事。どこまでがOKかなど相手役の判断に委ねずに、また演者と制作の間でギスギスした関係にならぬようルール作りをする第三者の役割です。『離婚しない男』にはインティマシー・コーディネーターはついていなかったそうですが、ただこうした事情を知ると視聴者のなかには、決められた上での情事だとわかってしいまいドキドキしないといった意見もありますね」(芸能ライター)

 一方で、アクションの殺陣には一つひとつの動きに明確な決まりが存在し、事故を未然に防ぐようになっている。ルールにのっとったうえでも息を飲むほどの、迫真の演技を見せてほしいものだ。

(所ひで/YouTubeライター)

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