広瀬アリス主演ドラマ「366日」(フジテレビ系)が6月17日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は6.6%。全話では6.10%という結果になった。
雪平明日香(広瀬)と水野遥斗(眞栄田郷敦)は、高校時代から互いに惹かれながらも実らなかった。アラサーになって互いの気持ちを知ることができたのに、直後に水野は事故で記憶障害となる。それでも、一途に水野を想い続け、支え続ける雪平とのラブストーリー。
ケガから回復しつつあった水野だったが、将来の不安から雪平に“友達に戻ろう”と提案する。一度は受け入れた雪平。だが、水野をあきらめ切れなくて再度告白するもフラれてしまう。
冒頭から30分ほど時間が割かれたのは、雪平の同級生・小川智也(坂東龍汰)と下田莉子(長濱ねる)の結婚式のシーンだ。
その次の日は、雪平が参加するコンサートであり、水野が大阪へ旅立つ日だった。そして、コンサート会場に水野が現れ、雪平に告白。場面はいきなり2028年になり、桜を見上げる雪平の元に、息子を抱えた水野がやって来るというシーンで終わった。
最終回の感想としては、ハッピーエンドに安堵する声もあったが「意外性もなく、ドキドキもない最終回」「1ミリもキュンとしない」「駄作決定」「時間を返せと言いたいくらい陳腐な幕引き」など、辛辣なコメントが並んだ。
「厳しい評価を下した視聴者としては、同級生の結婚シーンよりも、水野がなぜ、雪平のもとに戻ったのか? そこにはどんな感情の逡巡があったのか?そのあたりを丁寧に描いてほしかったようです」(テレビ誌ライター)
悲恋の歌「366日」から着想を得た今作。それとは違う展開に納得、とは行かなかったようだ。