元雨上がり決死隊の宮迫博之とバトルを展開していた霜降り明星・粗品が“「アメトーーク!」みたいな番組を作る”貴重なチャンスを一つ失ってしまった。
相方・せいやとコンビで出演し、2019年4月より放送を開始した冠番組「霜降りバラエティX」(テレビ朝日系)が6月いっぱいで終了することが発表されたのは、同番組のさる6月16日放送回。この日は、番組に最多ゲスト出演してきたおいでやす小田へ、粗品が感謝の思いも込め電話し、「霜バラなんですが、6月で終わるんですよ」「しかも、小田さんに初めて発表するんです」と終了を報告してみせた。突然の知らせに小田は「もうちょっといけるやろ!」と存続を要請していたが、残り2週間で番組が終了することはすでに決定事項だったようだ。
一方、本来の番組改編期でもない6月限りでの突然の終了発表となったことには、一部から疑問視する反応も上がっている。
「とりわけ注目されているのが番組のエグゼクティブ・プロデューサーが同じテレ朝系の『アメトーーク!』も担当する加地倫三氏であるという点です。『アメトーーク!』は03年より雨上がり決死隊をMCに据えてスタートし、ヒット番組に成長。21年後の現在でも蛍原徹が単身でMCを続ける長寿番組となっています。そして19年6月まで『アメトーーク』MCを務めた宮迫は、再三にわたる粗品からの『おもんない』との挑発を受け、『テレビに出てた頃のオレを超えてから言え』『お前、“アメトーーク!”みたいな番組作ったんか?』などと反論。そのバトル騒動の矢先に加地氏が担当する霜降り明星の番組が突如として終了したことから、粗品と宮迫のバトルが多少なりとも影響した可能性を指摘する声や、常に炎上リスクをまとう粗品から業界が離れ始めていると見る向きもあります。『霜バラ』は同じく加地氏が担当する『テレビ千鳥』の後枠として放送されていた時期があり、霜降り明星が東京進出後に初めて在京キー局でスタートした冠番組でもあります。『テレビ千鳥』は現在も放送中で、加地氏にとっては雨上がり決死隊や千鳥ら先輩に続き、霜降り明星でもロングランのヒット番組となるよう育てていきたかったはずですが…」(テレビ誌ライター)
もっとも、春でも秋でもないこの時期に突然終了となったことの真相は不明。いずれにせよ、粗品は、加地氏とともに“「アメトーーク!」みたいな番組”を作る機会をいったん失ってしまった。