生放送中の咄嗟の介抱で絶賛を集める俳優・谷原章介だが、経済アナリスト・森永卓郎氏もまた、あるお笑い芸人から転倒寸前に支えられ、ケガをせずに済んだと明かしている。
森永氏は11月12日、ラジオ番組「垣花正 あなたとハッピー!」(ニッポン放送)にリモート出演し、オープニングトークで谷原の“ファインプレー”に言及した。
谷原はメインキャスターを務める情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)の生放送中、突然貧血になって倒れ込んだ同局の小室瑛莉子アナを素早く介抱。心配そうに「大丈夫?」とケアして支える姿が世間から称賛され、「一瞬の判断で人柄が出ますね」「優しく抱きかかえる姿がカッコよすぎ」などの反応が飛び交っていた。
森永氏はこの谷原の男前な振る舞いについて「まぁ、優しくて、見た目も最高で、しかもスタイルもいいですからね。“困ったもんだな”と思いますね」と冗談まじりに話すと、自身も同様のシチュエーションで共演者に助けられたことがあると語る。
現在がんで闘病中の67歳の森永氏は、「私もね、(TBSの)『がっちりマンデー!!』の収録の時に玄関を開けてバランスを崩して倒れそうになったんですよ」と告白。「その時のゲストが芸人のやす子さんで、彼女がピッて私を抑えてくれたんで、私は転倒を防止できたんです。でも、(谷原と比べて)その時はそんなに評判にならなかったんですよね。何でですかね」と回想したのだ。
そして、やす子のおかげで転倒せずに済んだと感謝しつつ、なぜ話題にならなかったのかを不思議がっていた。
「やす子は高校卒業後に陸上自衛隊へ入隊し、2年間勤務した経験があるので、そのあたりの迅速な反応はさすが。1月に能登半島が震度7の大地震に見舞われた際にも、『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、個人での被災地支援がもたらす影響について『その一般の方がどこに泊まるかっていうと、そこ(能登)の民泊を借りたりとか。ガソリンはどうするかって、そこの現地のものを使わないといけなくて、結構被災地の方にも力を借りないといけない。でも自衛隊は自己完結してて、燃料も食べる所も住む所も全部自分たちで持っていくので、被災地に迷惑をかけずに支援をできるのが自衛隊の良い所の一つかなと思います』と説明。自衛隊でのキャリアや知識を生かし、どんな場面であっても“正しく人を助けられるプロ”であることを証明しました。ただ、森永氏が白旗を上げたように、身長183cmでスーツを着こなすスタイル抜群の谷原と小室アナの“最強ビジュアルペア”には、注目度で負けてしまうということはあるのかも。加えて、退官しているとはいえ、現在も即応予備自衛官であるやす子が瞬間的に人を救助することに、谷原ほどの意外性もなかった可能性もあります」(テレビ誌ライター)
今夏に発表された「高校生が選ぶ今一番好きなお笑い芸人」(渋谷トレンドリサーチ)では、第3位にランクインするなど、幅広い年齢層から支持されているやす子。今回の森永氏が語ったエピソードからも、共演者へのきめ細かい配慮も含めた日頃の行いが現在のブレイクにつながっていることが改めてわかったと言えそうだ。
(木村慎吾)