「R-1グランプリ2013」で優勝経験がある吉本興業所属のお笑いタレント・三浦マイルドが、ダウンタウン・松本人志の訴訟取り下げについてコメントしたフリーアナ・古舘伊知郎へ「何を言うとるんや」と反発している。
古舘は11月17日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にて、性加害疑惑を報じた文藝春秋などを相手取った名誉毀損の訴えを取り下げるに至った松本について「残念だなと思ったのは、取り下げるぐらいだったら、『闘います』と言わなければよかったと思うんです。今さら遅いですけど。みなさんが感じてらっしゃるように、同意なのか不同意なのか、強制性の有無に関して、物的証拠がなかったってことは、(真相は)ヤブの中なわけですよね」と語っていた。
三浦は、このコメントを伝えたネット記事を同日更新のXで引用し、「このアホウは、また何を言うとるんや」「何で藪の中やねん。証拠がないて事はシロや。悪魔の証明は出来ないんやから」「なかった事の証明なんか、出来ないんやぞ。疑いかけられた方は。で、結局、証拠はなかったんや。もし、これが松本さんが、あらぬ疑いをかけられてるなら、重大な人権侵害だという事をすっとばしてコメントしてる。この古舘伊知郎というアホウは」などと猛反論。松本側が「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」と発表している以上、“ヤブの中”ではなく“シロ”だと表現した。
その後の投稿でも、古舘を「この人、饒舌で真っ当な事を言ってる雰囲気を出してるだけで、物事を中立公正には見れてない人」だと非難している。
「週刊文春の報道の中には、松本側はホテルでの飲み会を始める前に、参加女性たちのスマートフォンをあらかじめ没収して預かっていたというものもあります。これが事実なら、物的証拠が出ないよう最初から手を打っていたと見ることもできます。また、性加害の事件では、そもそも明らかな物的証拠が出ないことも多く、その場合、被害を訴える女性の証言がどこまで信用に足るのかを吟味していくことが主な争点になります。しかし被害女性の証言が法廷にて明らかにされる前に、松本側が訴訟を取り下げているわけですからね。どうしても、『証言されてマズいようなことでもあるの?』との疑念を抱く人もいるでしょう。実際、三浦の古舘批判にはネット上でも『松本を信じている側が間違っている可能性もある以上、もう一方を攻撃するのは危険』『ここまで過激な擁護をすることは逆に松ちゃんの足を引っ張ることになりそう』『証拠がないから“シロ”っていうのは説得力がない。それなら取り下げしないのではと思うのが普通』などの声が寄せられました」(テレビ誌ライター)
松本側が訴訟を取り下げたこと自体、真相を“ヤブの中”にしたかったという強い意思表示だったのかもしれない。
(木村慎吾)