サッカー元日本代表でセレッソ大阪MF香川真司が12月15日までに放送されたスポーツ番組「Going!Sports&News」(日本テレビ系)のインタビューに応じ、現在の代表で「気になる選手」の名前を挙げている。
35歳の香川は、2010年に21歳で加入したドイツ・ブンデスリーガのドルトムントでリーグ優勝を経験し、シーズンベストイレブンにも輝くなど、鮮烈な欧州デビューを飾った。
その後も、12年に名将アレックス・ファーガソンからのラブコールを受けてプレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドに加入すると、日本代表でも97試合31ゴールという戦績を残し、14年のブラジルW杯、18年のロシアW杯と2大会連続での出場経験がある。
そんな日本サッカー界のレジェンドに対し、同番組では「今の代表で気になる選手は?」との質問が。これに香川は「まぁでも、やっぱり三笘選手は、プレーを見ていて『おぉーっ!』っていう。今までの日本人にはない、声が出ちゃうくらいのプレーを見せてくれてる」と、イングランドのブライトンでも活躍するドリブラーのMF三笘薫だと答えている。
続けて「いや、もうスゴいですね、本当に。あそこまで抜き切る力がある選手が日本に現れたのかという。プレミアリーグでもトップ3か5くらいに入ってるでしょうし、楽しみでしょうがないです」と絶賛すると、「自分がいた代表時代に(三笘が)いたらちょっと難しかったですね。ポジション取られるから(笑)。被らなくてよかったです」と、9歳差の年齢に感謝していた。
「三笘の最大の武器である“左サイドを切り裂くドリブル技術”は近年の日本代表に欠けていた大きな強みであり、なかなかそのタイプの日本人選手でヨーロッパ屈指のレベルにまで到達することはありませんでした。香川や本田圭佑といった名手がともにプレーしていた当時の日本代表においても、ハイレベルなドリブルテクニックとスピードを融合させた選手は少なく、香川が世代とポジション被りを心配するのも頷けますね。ネットでは『香川にここまで言わせるとは。三笘に期待しかない』『あなたの全盛期もヤバかったよ』『香川と三笘が一緒にプレーするのを見たかったなぁ』などの反応が並んでいました」(スポーツライター)
22年カタールW杯で見事な活躍を見せて以降、日本代表の中軸を担うようになった三笘。26年北中米W杯ではさらなる奮闘でチームを高みへと導いてくれることを願いたい。
(木村慎吾)