4月28日、吉本興業は令和ロマンの高比良くるまとの契約終了を発表。同日夜に高比良自身が令和ロマンの公式YouTubeチャンネルで吉本側とのやりとりについて語った。
今年2月からオンラインカジノ問題で芸能活動を自粛していた高比良。
自粛期間中に吉本の「偉い人」から本社に呼び出され「オンラインカジノの騒動に関する動画を上げたやんか」と、オンラインカジノ利用に関する謝罪動画を2月15日にアップしたことを指摘されたという。
さらに、そのことで「会社との信頼関係が壊れてしまった」と告げられ、契約解除を促されたと明かしていた。
「吉本の発表には『双方合意の上』でマネジメント契約を終了したと書かれていましたが、高比良の説明によると、弁明の余地がまったくないクビ同然の契約終了だったようです」(お笑い関係者)
自主的に謝罪動画をアップしただけで有無を言わさず契約終了を強いられた高比良に、ネット上では擁護の声が殺到。吉本の強権的な対応にも批判が寄せられている。
もっとも、前出のお笑い関係者は「吉本側には『高比良が謝罪動画をアップしただけで解雇したわけではない』との言い分があるようです」と語る。さらに続けて、
「翌4月29日に『スポニチアネックス』が配信した記事では、テレビ局関係者の証言として、無断で動画を出したことに加えて『発信した内容に虚偽があり、それが大問題になった』ことから契約終了に至ったと報じている。高比良の謝罪動画に『虚偽の内容』が含まれていたというんです」
大問題となった「虚偽の内容」とは何なのか。
「謝罪動画の中で高比良はオンラインカジノ利用の経緯しか述べていない。彼が語っていたのは、2019年末に大学時代の知人から『海外の口座から送金してオンラインカジノをやっているのは違法ではない』と説明され、違法との認識なくオンラインカジノに手を出したとことと、20年末まで約1年間、オンラインカジノを利用していたこととだけ。この中で虚偽の説明があったと吉本側は見ているようです」(前出・お笑い関係者)
高比良による再度の説明を待ちたい。
(塚原真弓)
