嵐・松本潤が主演を務める7月期の日曜劇場「19番目のカルテ」（TBS系）のキャストが続々と発表されている。すでにヒロインとして小芝風花の出演が決定しているが、追加で新田真剣佑、木村佳乃、田中泯の出演を発表。新田に関しては、2021年から海外作品への出演を優先しているだけに、日曜劇場への参加は“サプライズ”とも言えそう。
「ドラマの公式HPで公開された新田の白衣姿に、SNSでファンから絶賛の声があがってます。小芝も最近では話題を集める女優ですし、主演の松本さんも含めかなり豪華な布陣になっています」（民放関係者）
毎回、潤沢な予算を用意し、豪華俳優陣を出演させる日曜劇場だが、「19番目のカルテ」に関してはTBSがかなり力を入れているという噂が広まっている。
「キャリア30年目で初となる医師役に挑む松本は気合が入っており、それに応えるため、TBSも今後発表される追加キャストにも若手からベテランまで主演クラスの俳優を用意しているそうですよ。予算度外視で話題性の高い俳優を出演させ、2ケタ視聴率を死守すべく宣伝にもかなり力を入れるようです」（前出・民放関係者）
実は制作サイドのこうした力の入れようには、裏の事情があるのだとか。
「2016年と18年に同じ日曜劇場枠でドラマが放送され、21年には映画版も公開された『99.9-刑事専門弁護士-』の続編制作を狙っていることは間違いない。ドラマは、軒並み高視聴率を獲得し、また、劇場版も制作され興行収入は30億円近い。ファンも続編を待ち望んでいることでヒットは確実で、TBSとしては連ドラか新作映画で『99.9-刑事専門弁護士-』を復活させたい。ただ、松本さんには『99.9-刑事専門弁護士-』をやり切ったという思いもあるようなんです。それを翻意させる材料として、今回の『19番目のカルテ』を成功させたいようです」（前出・民放関係者）
とはいえ、「99.9-刑事専門弁護士-」には、主要キャストとして22年に女性トラブルを起こした香川照之が出演。そのため続編は絶望的とされていたが、絶望的とされていたが、ここ最近になって事情が変わったのだとか。
「香川は、今年4月に『連続ドラマW 災』（WOWOW）で3年ぶりにドラマ出演。大々的に報道されたが、それほどSNSでも批判は受けませんでした。今後、地上波ドラマにも復帰を始めるようで、『99.9-刑事専門弁護士-』の続編にも光が見えてきた。もし、香川がCMスポンサーからの許しを得られなくても映画版がある、という構えのようです」（前出・民放関係者）
裏事情はともあれ、力が入っているドラマだとすれば、「19番目のカルテ」に視聴者としては期待が持てそうだ。
（渡邊伸明）
