映画「新解釈・幕末伝」超豪華キャスト発表も「期待度が低すぎる」評が出てしまった切実背景
12月19日に公開が予定されている映画「新解釈・幕末伝」の追加キャスト12人が一斉解禁。超豪華メンバーの集結が話題となっている。
今から約150年前、明治維新に先立つ激動の時代を描いた同作。今年5月に坂本龍馬を演じるムロツヨシと西郷隆盛役の佐藤二朗によるW主演での制作が発表され、7月には山田孝之の起用も明かされていた。公式サイトでは他の出演者の顔を隠した状態でビジュアルが掲載されていた同作だが、8月25日に一挙12人の追加キャストが発表されたのだった。映画関係者が語る。
「今回の発表で、松山ケンイチ、広瀬アリス、賀来賢人、渡部篤郎、岩田剛典、勝地涼、山下美月、高橋克実らが出演することが判明。近年の邦画でもトップクラスの豪華俳優陣による作品となりました」
根強い人気を誇る「幕末」をテーマとして、超豪華キャストをそろえてきた「新解釈・幕末伝」。さぞ期待が高まっていると思いきや、意外にも前評判は芳しくないという。
「ネット上では、期待の声よりも『せっかくの豪華メンバーなのにもったいない』との見方が多数。発表段階にもかかわらず『見るのは時間の無駄』といった決めつけまで散見されます」(前出・映画関係者)
低すぎる期待度には「理由」があった。
「今作で監督を務めるのは映画『銀魂』や『アンダーニンジャ』などで知られる福田雄一氏。業界内の評価は高いものの、あまりにギャグ要素が強い作風のため、映画ファンの間で好き嫌いが分かれている。今作と同様、福田監督は『新解釈』を謳った2020年公開の映画『新解釈・三國志』を手掛けているのですが、ある映画レビューサイトでは最低評価が4割近くを占めています。こうしたことから『新解釈・幕末伝』も期待度が極端に低くなっているんです」(前出・映画関係者)
前評判を覆せるか。
(塚原真弓)
