C・ロナウド騒動のせいで遠藤航が“消えた”!? FIFA「W杯宣伝ポスター大炎上」後に日本のキャプテンが「憂き目」に
世界中で大炎上となった国際サッカー連盟・FIFAによる北中米W杯の宣伝ポスター騒動だが、画像が一新されてしまったことで、日本代表MFにとっては“センター陥落”の憂き目となってしまった。
コトの発端は、W杯を主催するFIFAが、2026年大会の出場42ヶ国の決定を受けてデザインしたメインビジュアルだった。FIFA公式Xアカウントが公開した画像には各国から1名ずつの代表選手が”顔”に選ばれ、アルゼンチンのリオネル・メッシや韓国のソン・フンミン、ブラジルのヴィニシウスといった42人のスターたちがズラリと並んでいる。
しかし、5度のW杯に出場し、年間最優秀選手賞バロンドールを5回も受賞したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの姿がなかったことから、「こんな恥ずべきポスターを作るな」「なぜ世界最高の選手がいない?」「何かの嫌がらせか」などと世界中のサッカーファンの間で大きな物議を醸すことに。すると、FIFAは11月23日までに同ビジュアルを公開したXのポストを削除し、新デザインのポスターを作成するという異例の対応を見せたのだ。
そこにはポルトガルの英雄であるロナウドが笑顔で遠くを指差す姿が最上部に配置され、炎上を鎮火させる意図が伝わるが、それによる“弊害”を食らってしまったのが日本のキャプテン・遠藤航である。
「遠藤は修正前のポスターで、ノルウェーの怪物FWエーリング・ハーランドと、フランスの最強FWキリアン・ムバッペのちょうど真ん中に挟まれる“ドセンター”の位置に配置され、1人だけ右手を振り上げるポージングで異彩を放っていました。このポスターに映っているのは全ての選手が各国のキャプテンというわけではないので、そもそも遠藤が“日本の顔”に選ばれたことや、多くのスター選手を差し置いてセンターとなったことには『嬉しいんだけど、なぜ遠藤!?』との声も散見。しかし、ロナウド不在をめぐる騒動によって、このポスターは幻となり、修正後のポスターからは遠藤の個人ビジュアルは姿を消して、代わりに前回王者アルゼンチンのメッシがセンターに配置されています。これを受け、日本のサポーターからは『遠藤にとっては災難だったね』『ロナウドが写ってなくて大炎上したんだから、遠藤がいなくなったことも大炎上してくれないとフェアじゃない』などの反応が漏れ、遠藤が真ん中に君臨するポスターを“永久保存版”として重宝するファンもいました」(スポーツライター)
また、最近ではブラジル代表に歴史的な初勝利を収め、前回大会でもドイツとスペインから大金星をあげるミラクルを見せた日本だけに、この遠藤の配置を「FIFAによる日本の優勝予言」だとする見方もある。
遠藤には北中米での活躍によって、もう一度センターの座を取り戻してほしいところである。
(木村慎吾)
