【冬のなんかさ、春のなんかね】杉咲花が演じているから見ていられる主人公・文菜に指摘したい“事件になりそうな腰の軽さ”
1月14日スタートの杉咲花主演ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」(日本テレビ系)に相反する声があがっているようだ。
1つは「まるで映画を見ているような贅沢な会話劇」を連ドラとして視聴することに喜ぶ声と、もう1つは「なんか見てて困った」「3回見ても意味不明」「眠くなって寝てしまった」「花ちゃんが演じているから見てられたけど、別の女優さんが演じてたら炎上キャラだと思う」などと、批判的な声だ。
第1話の本編では、杉咲演じる土田文菜が2冊の小説を出版し、現在3冊目を迷いながら執筆中であるという背景は出てこない。視聴者は文菜(杉咲)が、古着屋でそれなりに長くバイトしている20代女性かなと映像から考え、コインランドリーという空間が好きで、たまに行きたくなり、その理由は「なんか寂しくて。ちゃんとした人が来なそうだから」とセリフで知る。さらに、深夜のコインランドリーでたまたま居合わせた美容師の佐伯ゆきお(成田凌)と話すうちに、ゆきおが務める美容室について行き、さらには自宅にまでついて行き泊まって目を覚ます、20代女性の文菜を見せられたのだから、「うーん…」と困ってしまった視聴者がいたことも非常にうなずける。
これが「恋の始まり」というなら、「だから自分は恋を始めることができないんだ」といったことを呟いている人をネット上で見かけたが、私も1票を投じたい。これが「恋の始まり」なら、文菜の腰はあまりにも軽いと思うし、ゆきおがいい人で良かったね、こういうことをしていたら命を落とす日が来るかもよ?と老婆心がむくむくと大きくなっていったからだ。
さらにゆきおと交際が始まったのかな?と思っているうちに山田さん(内堀太郎)と呼ばれる30代くらいの男性が登場。ゆきおとは別れたのかな?と思ったら別れておらず、さらには山田さんにも恋人がいることが判明。それらのことは会話の中にサラリと出てきただけで、注意深くセリフを聞き、映像を見ていないと、何が何だかわからなくなりそうで神経が疲れてしまった。
テレビドラマは何かをしながら視聴する、いわゆる「ながら見」をする人が多い。しかし今作はそれを許さないドラマだと断言できると感じた。私はすでに本放送で1回、TVerで3回視聴したクチだが、正直を言うとまだ困っている。
なんかさ、なんかね。
(森山いま)
