8月19日放送のバラエティ番組「土曜あるある晩餐会」(テレビ朝日系)は「情報番組の裏側」として特集。ワイドショーでの発言でよく炎上騒ぎを起こすテリー伊藤、東国原英夫らが出演し、その対処方法について紹介していたが、それよりも視聴者を驚かせたのは「芸能レポーターのあるあるネタ」だったようだ。
番組ではベテラン芸能レポーターの長谷川まさ子氏に密着。芸能人の会見でコメントを引き出すテクニックなどを紹介し、記者会見にいる芸能レポーターのほとんどがノーギャラで働いていることを長谷川氏が明かしたのだ。
もちろんテレビ局からのオファーがあった取材の場合はギャラが発生するが、それ以外は「自己取材」として収入はゼロ。にもかかわらず彼らが会見に足を運ぶのは、“勉強のため”。レポーターはキー局よりも地方局やネット番組の仕事のほうが多く、ローカル番組に出演するために、常に新しい情報を仕入れておかなければならないという。
長谷川氏の場合も、キー局の仕事は「ワイドスクランブル」(テレビ朝日系)と「ワイドナショー」(フジテレビ系)だけでそれも不定期だが、地方ローカルとネット番組で10のレギュラーを抱えている。
長谷川氏は井上公造氏が設立した芸能レポーターばかりの事務所に所属しており、給料は完全歩合制。年収は同い年(54歳)と同じぐらいと語っていたが、テロップには「部長職の平均年収約1073万円」と表示されていた。あの派手な衣装も経費とみなされれば、実質収入はかなりの額といえそうだ。