KAT-TUNはもはや、若手グループよりも扱いが悪いのか。
3月22日に横浜の大さん橋で開催されたグループ初の野外イベント「KAT-TUN 2018 FIRST IMPRESSION-Ask Yourself」が、ジャニーズ事務所所属のグループとしては初めて、LINE LIVEにてネット生中継された。
このネット生中継にファンからは「時代が変わった!」「やっと時代に追いついてきた」と歓迎の声が続出。他のグループでもやってほしいとの希望が寄せられている。
「ジャニーズ事務所では昨年12月に木村拓哉のLINEスタンプを販売し、今回の生中継もLINE LIVEということで、どうやらLINEとの蜜月関係を築いているようです。LINEなら登録ユーザーを囲い込んでの限定配信もできますし、ネット進出に慎重なジャニーズとしては組みやすい相手だったのでしょう。さらに元SMAPの『新しい地図』が、AbemaTVを運営するサイバーエージェントと近い関係にあることも、同社のライバル企業であるLINEを選ぶ理由になったのではないか」(芸能ライター)
今後、ジャニーズがLINE LIVEでのネット生中継を拡大するかどうかは現状では未定だ。ただ今回に関しては、KAT-TUNが選ばれたことに意味があるという。
「KAT-TUNはスマホ向け動画コンテンツの『私立スマホ中学』でも講義を担当するなど、いまやジャニーズのネット進出における尖兵となっています。しかしこの手のテストケースは通常、若手グループが担当するもの。そこをあえて結成12年の実績あるKAT-TUNに担わせたということは、彼らが事務所にとって“捨て石的な存在”になっているということかもしれません。ネット進出を推進するのであれば、次はライブのネット生中継を試すはず。KAT-TUNは4月20日から東京ドームの3デイズ公演を控えていますが、ここをライブ生中継のテストケースにする可能性も十分にありそうです」(前出・芸能ライター)
ちなみにユーチューブではジャニーズJr.が事務所初の公式チャンネルを開設しているが、誰でも自由に観られるユーチューブではさすがに、デビュー後のグループは出せないということだろうか。とすれば現在のKAT-TUNは、デビュー組の中では最も「お試ししやすい」グループなのかもしれない。
(白根麻子)