タレントのりゅうちぇるが10月18日、「イクメン オブ ザイヤー2018」の授賞式に出席。「芸能部門」で受賞したが、やはり、7月に長男・リンクくんの誕生を機に腕に入れたタトゥーによる騒動が記憶に新しく、この受賞においても異論が噴出しているようだ。
「りゅうちぇるによる『僕でいいの?協力するという当たり前のことをやってきただけ』という受賞コメントが報じられると、即座に『日本でタトゥーは当たり前じゃないんですが』とネットで切り返されてしまう始末。実際、壇上では食器洗いをしているシーンが紹介され、『子供がかわいいから苦じゃない。むしろ頑張れちゃう』とイクメンぶりをアピールしたものの、長男の誕生から現在に至るまで、一般に伝わるのは『キラキラネームをつけて、それを腕に彫った』というニュースだけであり、さらに登壇する際の扮装が“金髪に染まった長い髪に化粧を施した顔”というのでは、あまりに一般的な父親像とはかけ離れているのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
同賞は「男性の育児休暇推進運動」を啓蒙する一環で、育児を楽しみながら頑張ったパパタレントを表彰するという趣旨。現在の日本社会が抱える大きなテーマだけに、その人選にミソが付いてしまっては仕方がない。
「本来であれば夫婦でのCMオファーもあったはずという業界内の声もあり、件のタトゥー騒動によって“休暇”が増え、育児に専念できたのだとしたら皮肉な話です」(前出・エンタメ誌ライター)
「偏見と戦う」と宣言したりゅうちぇる。「家事育児は女性の仕事」という偏見とも戦っていってほしい。