浜崎あゆみが12月31日に国立代々木競技場第一体育館で行うカウントダウンライブ「ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2019-2020 ~Promised Land~」のチケット1次先行販売が11月28日にスタートしたが、その販売方法にファンからは苦情が殺到しているようだ。
今回のライブでは日本人単独アーティスト公演としては史上初の試みになるという「ダイナミックプライシング」を導入。同システムはAI技術により、チケット購入数や販売時期などを分析し、チケット価格を変えるというもの。
また、チケットの料金もエリアごとに4種類に分けられており、FC先着1次先行での値段はステージに最も近いアリーナ前方は3万円前後、アリーナ席中列、スタンドの一部が2万円前後、アリーナ後列とスタンドのほとんどが1万1000円に設定されている。
しかし、大金を積まなければいい座席では見れず、それでいて、ステージから遠い席でもそれなりの値段設定とあって、熱心なファンからも「搾れる時に搾るっていう発想はちょっといただけないな」「こんなんじゃ新規のファンは増えないし、ファンもだんだん減ってくでしょ」「これ埋まらないんじゃない」「チケット代上げる前にダンサー削れや」「いっそのこと、みんなで不買運動を起こして、格安で購入できないかな」「安室ちゃんのラストライブぐらい需要があれば、このシステムでも納得だけど、この人がやっても…」など、不満の声が続出してしまっているようだ。
「チケット転売の予防策としての効果も期待できるシステムですから、他の人気アーティストがこのシステムを導入しても戸惑いはあれど、ここまでは批判の声は大きくならなかったはず。しかし、浜崎の場合は17年には横浜アリーナで行ったライブに2日合わせて2800人を無料招待していたことが発覚したりと、チケットの販売には苦戦を強いられていますから、まずは確実に見たいという根強いファンから少しでも回収しておきたいという思惑が透けて見えてしまうのが残念なところ。2次先行、一般販売とだんだんと値段が下がっていくことが想定されますし、このやり方が定着してしまうと、新規のファン増が見込めない実情も想定され、昔からのファンの負担が今後もだんだんと大きくなってしまいますから、不満の声が大きくなるのも納得です」(エンタメ誌ライター)
特別なカウントダウンライブに限っての販売方法とのことで、通常のライブではこのシステムは実施しないとのことだが、とにかくファンには大不評。今後実施については検討を重ねてほしいところだ。
(田中康)