史実を忠実に盛り込むなら、黒島結菜演じる三津と松下洸平演じる八郎が「不貞関係に陥り駆け落ちするはず」と視聴者を不安がらせていた朝ドラ「スカーレット」（NHK）。
1月25日放送の第96話では、作業場の机に突っ伏して眠る八郎（松下）の横顔に、三津（黒島）がそっと顔を寄せてキスしそうになる寸前で八郎が目を覚ますシーンが描かれたため、ネット上では「土曜の朝に動揺するシーンを持ってこないで！」「八郎が東出昌大、三津が唐田えりかに見えてザワザワする」「八郎が東出化したらどうしよう」「月曜の朝に八郎と三津が駆け落ちする展開になるかもと思うと食事さえのどを通らない」といった、今後の展開にヤキモキする声が続出。
しかし週が明けた1月27日放送の第97話では、三津が八郎に対して抱き始めていた恋心を隠し、八郎と喜美子（戸田恵梨香）が穴窯を始めたことにかこつけて「時代に逆行していますよ」と放言。さらに女性であることを理由に弟子入りを断られ続けていたことを振り返り、「陶芸は男やないと務まらんでって。私、そんな風に言われても、今まで1度も思ったことなかったんですけど、初めて思いました。男だったらよかった」と、切ない胸の内を陶芸というオブラートに包んで吐露し、信楽から去っていったのだ。
「三津が八郎に対してどんどん思いを募らせていたタイミングで東出と唐田の不貞が発覚したため、三津を唐田、八郎を東出と重ねて見る人が多くても仕方がないでしょう。1月25日の放送直後は『三津が唐田』『八郎の東出化』を指摘する声がネット上にあふれましたが、1月27日の放送直後からは、三津が自分の気持ちを隠したまま身を引いたことから『唐田は三津を見習うべき』という声が噴出。さらには『東出も八郎のように相手から好意を寄せられても拒まないと』『八郎は三津に押されていたけど、唐田に連絡してたのは東出なんだよね？ ありえない』『若い女に迫られても断る八郎が正しい。若い女に迫る東出は言語道断』など、八郎と東出を比較して非難する声も数多くあがっています」（女性誌記者）
三津と八郎の危うい関係は終止符を打ったが、東出と唐田の不貞関係余波はまだまだ続きそうだ。
