KinKi Kidsにとって42枚目となるシングル「KANZAI BOYA」が、6月17日にリリースされた。同曲は、昨年7月に亡くなったジャニー喜多川社長に思いを馳せて堂本剛が作詞・作曲。同年12月25日の東京ドームコンサートで披露した。ジャニーさんが、KinKi(近畿)の前に命名したのがKANZAI(関西)だった実話を剛が作品に落とし込んで、このタイトルでシングル化に至った。本来の発売日は、剛と堂本光一が出会った5月5日だったが、新型コロナウイルスの影響で延長された。
そんな剛と光一はジャニーズ歴こそ同じだが、芸歴は剛のほうが長い。8歳で地元・関西の児童劇団に籍を置き、「堂本直宏」の芸名でドラマや映画、舞台に出演していた。ジャニーズに履歴書を送ったのは母と6歳上の姉。アラフィフの姉は現在、女社長だという。
「お姉さんは、東京都目黒区に『株式会社 堂本堂』を構え、ブランド『hifumiyo』の運営統括責任者です。店名の由来は、日本人は数を『ヒ・フ・ミ・ヨ』と数えるため。商品の一つひとつにつけた言葉に意味が存在し、自然に対して感謝の心を忘れずに生きていくという想いを込めたそうです」(芸能ライター)
素材は、和風テイストで格調が高い。アウターやパンツ、アクセサリーやバッグ、キャップほか豊富な取扱商品には、hikari(光)やoto(音)、kotonoha(言の葉)といった名前がつけられている。
そんなおしゃれアイテムには、剛ファンも注目している。剛がプライベートでこっそり身につけているからだ。ファンは正月に販売される福袋を購入するそうで、毎年争奪戦が繰り広げられるほどの人気だ。
「奈良県出身の剛もやはり、日本の風土や情緒、文化を重んじるタイプ。高級ブランドより素材を重視するので、hifumiyoの材質がお気に入り。家のお茶碗、器、ランチョンマットは和テイストで統一されています。また、食でも素材に対するこだわりは強く、地元で採れた調味料や野菜を送ってもらっています」(前出・芸能ライター)
18年には、剛のソロ音楽プロジェクト・ENDRECHERI(エンドリケリー)がデザイナーのATSUSHI NAKASHIMAとファッションコラボ。デニムジャケットやニット、Tシャツ、帽子やサスペンダーなどを発売しており、センスは姉の希美さんゆずりと評判だ。
和を重んじる姉弟。ファンの間では、hifumiyoに剛がデザインしたアイテムがあるという噂だが、真実はいかに!?
(北村ともこ)