10月スタートのドラマ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」(テレビ東京系)に、主人公ハマちゃんの恋人・小林みち子役で出演する広瀬アリス。ゴールデンタイムのレギュラーは実に1年半ぶりとなる。
そのアリスはいまや“広瀬すず”の姉として有名になってしまっている。ハーフっぽいルックスゆえ、事務所の社長がアリスという芸名を付けたほどだが、そのハーフ顔が大ブレイクを妨げていたと語るのは、かつて彼女と仕事したこともある芸能担当記者だ。
「美人なのにさばさばしているアリスはスタッフ受けも上々でした。ただ、存在感の強すぎるハーフ顔がドラマや映画では目立ちすぎてしまい、使い勝手が悪かったのです。一方で、姉ほど濃くないルックスのすずは成長するにつれ美人度を増していき、いつの間にか事務所でも妹を積極的にプッシュ。気がつけば、どんどん姉妹格差が広がっていきました」
ところが、テレビ誌のベテランライターは、そんな2人の格差が今回の「釣りバカ日誌」を機に縮まっていくのではと予想する。
「最近のすずは、裏方スタッフを軽視するような発言で叩かれるなど、各所でバッシングに遭っています。映画『ちはやふる』では彼女の起用に反対する声があがりましたし、来年公開予定の『四月は君の嘘』でもすずに合わせて主人公の年齢設定を変えたのではと、原作ファンの反発は強いですね。一方のアリスは釣りバカ日誌への起用でも異論を聞きませんし、大物キャストぞろいの今作は飛躍のバネになる可能性を秘めています」
たしかに釣りバカ日誌ではスーさん役の西田敏行をはじめ、吹越満や名高達男、市毛良枝に榊原郁恵と、キャストは大物ぞろい。主演の濱田岳が小粒に見えかねないほどの豪華出演陣である。この面々に囲まれ、アリスが持ち前のサバサバっぷりを発揮すれば、業界の先輩に好印象を与えることができるだろう。そういった人間関係が、今後の仕事に繋がる可能性は大きい。
「今年で21歳のアリスは、大人になるにつれてハーフ顔が気にならなくなってきました。一方のすずは、姉と違って和風顔と言われていたのが、気がつけば姉に似たバタ臭い顔になってきています。今後はアリスが大人の落ち着きも兼ね備えた女優として開花できそうな一方で、すずは美少女から大人へと脱皮する端境期の難しさに直面するかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
いずれにせよ姉妹格差がなくなれば、美人姉妹としての評判はさらに上向くはず。アリスもすずもここからが正念場かもしれない。
(金田麻有)