2017年の「M-1グランプリ」でチャンピオンに輝いた実力派お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが、みずからのYouTubeチャンネル「もう久保田が言うてるから仕方ないやん〆」で、2019年の「M-1」審査員に“点数をつける”という掟破りの動画を投稿したのは、〈M-1審査員を批判せずに審査してみた。〉とタイトルをつけた20年4月4日の回だった。
オール巨人の89点に始まり、ナイツの塙に90点、サンドウィッチマンの富澤に90点、立川志らくに88点、中川家の礼二に92点、ダウンタウンの松本に93点と続き、オーラス上沼恵美子にはまさかの1000点をつけるというオチをつけて見せた。
視聴回数は23万回と好評を得たようで、その第2弾が今年の1月1日に〈【毎年恒例】M-1審査員を批判せずに審査してみた!〉とのタイトルで投稿、マヂカルラブリーの優勝で幕を閉じた20年M-1の審査員を久保田が審査した。
今回もオール巨人の88点に始まり、もっともらしい選評と、時に面白おかしくディスリつつ、他の審査員にも90点前後の高点数をつけた。
最後の上沼には、胸元のきらびやかなラメなどを指し、「お洒落というか綺麗になっていましたね」と賞レースとは無関係なコメント。そして「ごめんなさい。今日は勇気を出して、厳しくいきます!これマジです!」と姿勢を正して久保田が出した上沼への点数は、「1億点です!」と昨年を大きく上回る数字でオチをつけたのだった。
視聴者からは「上沼大先生の事をおしゃれ、綺麗と褒めといて、ラメの話が中心になってて草」「1億点は逆にバカにしてるだろwwwww」といったコメントに加え、「これを見ずには終われない やっとM-1グランプリ2020閉幕」といった賞賛(?)のコメントも見受けられた。
第2回にして「毎年恒例」とタイトルされた今企画。来年の投稿が早くも楽しみになってきた。
(ユーチューブライター・所ひで)