フジテレビは3月8日、ダウンタウンと俳優の坂上忍がゲストと共に酒を飲みながらトークを楽しむ「本音でハシゴ酒」が人気だったバラエティ番組「ダウンタウンなう」を終了させ、この春から同番組の人気コーナーだった「人志松本の酒のツマミになる話」を新番組として立ち上げることを発表した。
同局の編成局編成センター編成部長・齋藤翼氏によると、「ダウンタウンなう」を終え、新番組を立ち上げることになったのは、コロナ禍がきっかけだという。ソーシャルディスタンスのためロケが難しくなった一方、昨年8月から特別編として始まった「酒のツマミになる話」が好評だったことから、満を持して“独立”することになったとのこと。それに伴い、浜田雅功、坂上忍は納得の上で降板となることも明らかにした。
ネットではこの発表を受けて《坂上忍は要らないけど、浜ちゃんが居ないのは淋しい》《準レギュラー扱いでもいいから浜ちゃんの枠を残しておいてほしいな》《坂上がいないダウンタウンなうの方がいいかな》など、浜田必要論と坂上不要論が圧倒的な数を占めた。
「ネットの意見のように坂上忍が視聴者の支持を失っているのは明らか。ただ『ダウンタウンなう』に限って言うと、スタート当初は視聴率が低迷していましたが、坂上を加えた『本音でハシゴ酒』が番組の中心になると視聴率がアップ。坂上の本音でズバズバとモノを言うところがテレビ的には重宝されていましたが、フジテレビ局内では『バイキングMORE』『坂上どうぶつ王国』など坂上への依存度が高すぎることへの懸念の声があがっているといいます。坂上の人気に陰りが見えてきた以上、坂上が外されるのは時間の問題だったのかもしれません」(芸能記者)
松本人志の単独新番組の発表に乗じてネットで起きた坂上不要論。今回の降板はコロナ禍の番組作りを理由としているが、フジテレビの“坂上忍切り”の始まりなのだろうか。
(柏原廉)