元AKB48の高橋みなみが4月15日放送の「関ジャニ∞のジャニ勉」(関西テレビ)に出演し、同グループにおける総監督としての重責を振り返った。
高橋は、2005年から2016年までの11年間にわたって国民的アイドルグループであるAKBに在籍し、黎明期を初代総監督として牽引。また、プロデューサー・秋元康からも「唯一怒らなかったメンバー」「AKB48とは、高橋みなみのことである」などと絶賛、重宝されてきたことから、様々なタスクを背負わされてきたという。
音楽番組の収録では48人分のリハーサルに参加させられていたと明かし、全員分の歌割りを暗記。イベント開演前には30分の業務連絡をも担当し、グループ内のメンバーに不祥事があった際は、各メンバーのファンが握手会で高橋にクレームを入れてきたとのこと。高橋は当時の過酷な状況について「私のところにきて、『メンバーのプライベートもしっかり管理しろよ!』と言われる」と回顧し、厳しすぎる叱咤が浴びせられていたようだ。
これに対し、関ジャニ∞・横山裕が「特別報酬なかったん?」と総監督を担ったことへの対価の存在を尋ねると、「よく聞かれるんですけど、なかったんですよ~」と暴露している。
「グループから脱退した現在もなお、現役メンバー含め、OBからも人望の厚い高橋。彼女がリーダー的役割を担い、総監督として君臨した時代は、AKBが誕生して世間からの認知度を高めていた真っ只中ということで、その功績は非常に大きなものでした。ただでさえ大所帯のグループをまとめ上げながら、時には言葉を荒らげてメンバーを統制してきたことでも知られており、ネットからはそんな初代総監督の献身に対し、『頑張っていたのは確か。報酬以上の何かを得たと思う。相当な精神力の持ち主』『彼女のお陰でAKBはあそこまでの存在になったと思っています』『たかみなの頑張りは伝わってるよ』『AKB48はもちろん48グループをまとめる役割でもあったからな』などと労う言葉が大半に。また、あまりに多くの仕事を課せられていたことから、『自分が総監督だったらと考えるとゾッとする』といった指摘もありました」(テレビ誌ライター)
2015年の第7回選抜総選挙では、スピーチの中で「努力は必ず報われるとは限らない。でも、頑張っている人が報われてほしい」との名言を残していた高橋。“特別報酬”はもらえなかったものの、後にも先にも類を見ない最高の総監督だったと言えそうだ。