8月29日放送の「おしゃれイズム」(日本テレビ系)に出演した、今年でデビュー50周年となる郷ひろみ。この日の放送では、郷がこれまでにリリースしたシングルジャケット106枚が紹介された。番組MCを務める上田晋也から「もう何年も経ってるから、この曲あんまり覚えてないなっていうのある?」と聞かれた郷は、「この『地上の恋人』とか、これはちょっとわかんない」と、1978年12月にリリースされた篠山紀信が撮影したジャケットを指して朗らかに笑うひと幕もあった。
「郷は今で言うジャニーズJr.のように、当時のジャニーズ事務所のトップアイドルだったフォーリーブスのバックダンサーとして15歳で芸能界入りしましたが、この日の放送でフォーリーブスの名前が出されることはありませんでした。本名が原武裕美(はらたけ・ひろみ)のため、歌番組の収録時やコンサート会場などでフォーリーブスが歌っていると、自然発生的に『レッツゴーひろみ』とフォーリーブスのファンから合いの手の声がかかるようになり、フォーリーブスのメンバーの中には、そんな郷に対してヤキモチを焼いた人もいたのだとか。そんなこともあったので、郷はこの日の放送でフォーリーブスの名前を出さなかったのかもしれません。
ジャニー喜多川氏から『レッツゴーひろみ』との芸名を付けられそうになり、『いや「レッツ」は取るでしょう』と抵抗した結果、現在の芸名になったと郷が明かしたことから、ネット上では『50年前からジャニーさんは独特な感覚を持った「名付け親」だったんだね』『もし「レッツゴーひろみ」のままだったら、芸能生活50周年を迎えられていなかった気がする』『上田も言ってたけど「レッツゴーひろみ」だったら、売れないピン芸人みたいで人気が出なかったんじゃない?』『ジャニーさんのネーミングセンスは唯一無二』など、ジャニー氏が得意とする意外性の高いネーミングセンスを称賛する声があがっているようです」(女性誌記者)
KinKi Kids、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2など、ジャニーズ事務所に所属するグループ名はどれも非常にユニーク。郷の芸名も由来を聞いて、改めて「ジャニーズイズム」を感じずにはいられない。